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水越ちゃんと中尾くんは、
二人で廊下へ出て行った。
どうせ俺が守るだとか言ってるんだろう。
そんなことを思っていると、
兵頭くんたちが教室を走って出て行った。
…なに、何をしようとしてるの。
私は気になり、おもむろに席を立ち上がった。
諏「Aどうしたの？」
『ちょっとトイレ行ってくるね』
そう言って彼らの後をついて行った。
すると彼らは男子トイレに入っていった。
私は女子トイレへと入り、
その会話を聞いた。
どうやら、タブレットを隠し持っていたようだ。
…甘いなぁ、監視カメラあるっての。
「残念！聞こえちゃった〜！
惜しかったね、今から回収に向かいま〜す」
ほら、やっぱり見てた。
兵「おい、お前回収される前に誰かに連絡しろ！」
西「誰かって誰だよ！」
あーあー、
早くしないと先生は来るよ。
警察だの救急車だの、
もう何が何だか分からない様子だ。
「はい、没収〜！はい、罰ゲーム」
あーあ、可哀そうに。
「…それとA、いるんだろ？
盗み聞きは良くないなぁ、お前もこっち来い」
………バレてた。
仕方なく男子トイレの方へ向かうと、
窓を鉄板で塞ぐ作業をしていた。
兵「おいなんでお前いたんだよ」
『…女子が女子トイレにいちゃ、ダメなのかな？』
私が困ったようにそういうと、
先生はふっ、と笑った。
兵「先生なんでこんな事するんすか？」
兵頭くんが聞くが、ドリルの音にかき消される。
「…あ？」
兵「どうしてこんな事するんすか？」
「…あ？」
またもやドリルの音にかき消される。
先生、それ楽しんでるでしょ。
兵頭くんは負けじと大きな声をだすが、
先生は「あ？」しか言わない。
兵「なんで聞こえねぇんだよ」
「お前たち今を生きてるか？
……ゾクゾクさせてやるよ」
聞こえてんじゃん、と男子は言った。
「A、女子トイレも手伝え」
諏訪ちゃん、心配してるだろうな。
なんてことを思いながら頷いた。
先生は躊躇うことなく女子トイレに入っていく。
女子トイレの窓にも、
鉄板がつけ終わった。
「…あ、そろそろ着く頃かな」
『…あぁ、そうか、呼んだんだっけ』
「ちょっと行ってくる」
『ん』
私は教室へと戻り、
諏訪ちゃんたちにやっぱり心配された。
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重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» いえいえ！ (2019年2月16日 20時) (
レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ライム - 何度も回答ありがとうございます！ (2019年2月16日 18時) (レス) id: 72283c4b34 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» はい、拳です！手を描くのは苦手なので下手ですが、、笑 (2019年2月16日 17時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ライム - 再びすいません「湧き上がる勇気」の絵に描いてあるのは拳ですか？ (2019年2月16日 17時) (レス) id: 72283c4b34 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» この作品に出てくる全ての絵は、私がスマホで描いているものになります！ (2019年2月16日 16時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2019年1月31日 17時
