__7 ページ8
.
「それじゃあみんなには話し合ってもらおうか。
俺は美術室にいるから……A、後で美術室に来て」
諏「は！？ なんでAが行かなきゃならないわけ！？」
諏訪ちゃんは、席を立ってそう言った。
庇ってくれてるのは、嬉しいけどね？
「Aは景山と仲が良かったからな。
ちょっと話したいことがあるんだ。いいな？」
『…はい』
話したいこと、というのは、
きっとこれからのことだろう。
逢「先生！もし景山の自/ 殺 した原因が
このクラスの誰がだったらそいつはどうなるんですか？」
「そうだな…それなりの裁きは受けてもらうかな」
そして、先生は指で頭を二回つついた。
「Let's think」
教室を出て行った先生の後を、
茅野ちゃんが追っていく。
私も行くかなぁ〜。
諏「A！」
『…ん？』
甲「お前ほんとに行くのかよ」
『…行くよ、みんなのためだもん』
私がそう言うと、
え？と言うような顔をした。
宇「私らのため？」
『私が行かなかったら、もしかしたら先生は、
また爆破させるかもしれない……ね？』
私は諏訪ちゃんの肩を優しく持った。
『すぐ帰ってくるから、待ってて』
諏「…気をつけてよ」
『うん』
諏訪ちゃんに笑いかけ、
私は美術室へと足を運んだ。
そこには茅野ちゃんと先生がいて、
なぜ私なのか、と問いかけていた。
「茅野は景山と友達だったよな？」
茅「…私なんか友達じゃありません」
……は？
友達じゃない、？
澪奈は、あれだけ、茅野ちゃんのこと………
________どくん。
『っぁ…………、』
鼓動が、急に大きくなった。
息がしにくくて、その場にしゃがみ込んだ。
制服の胸元を掴むけれど、
それで治るわけもなくて。
茅野ちゃんが出て行った後、
先生が美術室から出てきて、こちらを見た。
「…A？」
『ごめ…、ちょっと……』
私の様子を見て分かったのか、
先生は「掴まれ」と手を差し出してくれた。
若干震える手で、それを掴んだ。
先生は美術室に連れて行ってくれて、
いつも座っている木椅子へ座らせてくれた。
「大丈夫か？」
『ん…ありがとう』
先生は水を持ってきてくれ、
私はブレザーのポケットに入れていた、
薬を二錠飲んだ。
『…まだ、慣れないなぁ』
私の呟きは、
先生に聞こえたかは分からない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 517人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» いえいえ！ (2019年2月16日 20時) (
レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ライム - 何度も回答ありがとうございます！ (2019年2月16日 18時) (レス) id: 72283c4b34 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» はい、拳です！手を描くのは苦手なので下手ですが、、笑 (2019年2月16日 17時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ライム - 再びすいません「湧き上がる勇気」の絵に描いてあるのは拳ですか？ (2019年2月16日 17時) (レス) id: 72283c4b34 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» この作品に出てくる全ての絵は、私がスマホで描いているものになります！ (2019年2月16日 16時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2019年1月31日 17時
