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私達が教室に入ると、
みんなは私を見てきた。
諏「A…」
茅「A、体調大丈夫なの、？」
前のドアから入ったからか、
茅野ちゃんがそう話しかけてきた。
『…別に、元からどこも悪くないよ』
何か言いたげな顔をしていたが、
私は自分の席のすぐ近くの窓にもたれかかった。
「そろそろタイムリミットだ。
まずは僅かな可能性に賭けて……
フェイク動画を撮った人！」
先生が聞くも、
やはり誰も手を上げない。
「…仕方ない。じゃあ刑事さんに当ててもらおうか。
刑事さん分かりましたか？」
郡《あぁ、直前まで迷ったけどもな》
「ちなみに誰と迷ったんですか？」
郡《熊沢花恋と里見海斗だ》
刑事さんは、その二人の名を出した。
「へぇ、里見とはまた意外ですね」
郡《里見は真壁からジャージを借りていた》
刑事さんはそう答えるけど、
みんな何も思わないのだろうか。
“里見が真壁にジャージを借りた”
そんな事実、その場にいた人間じゃないと、
分かるはずないのに。
そして、なぜそれを刑事さんが知っているのか。
みんなは、気付いていないようだ。
郡《問題はどちらがこの動画を撮ったのか。
その鍵を握るのは袖の汚れだ》
「袖の汚れ…あぁ、確かにオレンジ色のシミが付いていますね」
郡《恐らく何かが付着して洗ったんだろう。
そこで二人にその日何を食べたのか聞いてもらった》
ほら、またおかしな点が一つ。
郡《その結果一人がトマトジュースを飲んでいた》
「トマトジュース？
確かにトマトジュースならオレンジ色のシミが付きそうですね。
ちなみにその生徒は一体誰だったんですか？」
郡《熊沢花恋だ》
刑事さんは、熊沢ちゃんの名を挙げた。
熊「違う…私じゃない……私じゃない！」
『だよねぇ、熊沢ちゃんは大会の日は
ゼリーしか食べないんだもんね』
熊「え、なんでそれ…」
熊沢ちゃんが否定をすると、
先生は「え？」と言った。
「あ！そうだった、すまない熊沢。
先生間違えちゃったよ〜ははは」
郡《おいおい、ちょっと待てよどういう事だよ》
「刑事さん、いや〜大変素晴らしい洞察力でした！
しかしあなたは、“内通者”を信じすぎた」
先生がそう言った瞬間、
みんなの視線がこちらへ向いた。
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重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» いえいえ！ (2019年2月16日 20時) (
レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ライム - 何度も回答ありがとうございます！ (2019年2月16日 18時) (レス) id: 72283c4b34 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» はい、拳です！手を描くのは苦手なので下手ですが、、笑 (2019年2月16日 17時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ライム - 再びすいません「湧き上がる勇気」の絵に描いてあるのは拳ですか？ (2019年2月16日 17時) (レス) id: 72283c4b34 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» この作品に出てくる全ての絵は、私がスマホで描いているものになります！ (2019年2月16日 16時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2019年1月31日 17時
