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『…茅野ちゃんが？あの投稿を？』
私がそう聞けば、茅野ちゃんは頷いた。
…庇うなんて、なんて馬鹿なんだ。
そう思っていたら、
先生が投稿を読み始めた。
どれも耳が痛くなるようなものばかりで、
胸が苦しくて、しゃがみ込んだ。
諏「A…？」
茅「私だって言ってるんだからもういいでしょ！？」
「…パスワードは？」
茅「…え？」
「SNSに登録したパスワードだよ。
それがなきゃアクセスできない。
お前が投稿者本人だって言うならパスワード知ってるはずだろ」
先生は、投稿者が誰か知ってて、
茅野ちゃんにそう聞いている。
宇「…ばっかみたい。
なんでそんな嘘つくの？
みんなを助けるため？
だから自分が犠牲になるって？
ははは…笑わせんなよ」
宇佐美ちゃんは、
先生の前にある机に手をつき、
先生をじっと見つめた。
宇「私だよ。私がやり逃げXで〜す。
パスワードはkaho11815」
「ピンポーン、アクセス成功だ。
良かったな〜、今日君たちの中から死人は出ない！
…A、嫌なら出て行っていいんだぞ」
『…大丈夫、』
諏「やっぱりあんただったんだ…」
魚住ちゃんや河合ちゃんが、
嘘だ、と宇佐美ちゃんを見つめる。
宇「ったく…あんたがでしゃばった真似しなければ
みんなに死ぬまで気づかれなかったのに！」
茅「どうして、？」
宇「どうして？
…あんたのせいでしょ。
澪奈の友達は私だけだった、なのにあんたが！！」
宇佐美ちゃん“だけ” ？
私は、澪奈の友達だった、よね？
『っ……、』
胸が、くるしい。
宇「あの瞬間、何かが崩れた。
よりによって何で奴/ 隷 呼ばわりされてるあんたなの？
完全に私への当てつけじゃん！！
プライドズタズタにされて言いようのない
怒りが湧いて、許せなかった。
だからあいつの後を付け回して、
あいつの物を壊して、
あいつを追い詰めた」
宇佐美ちゃんの話を聞いて、
私は我慢できなかった。
『なんでそんなことしたのっ…
いくら許せなかったからって、
だからって澪奈をっ………、』
でも、心臓が、悲鳴をあげた。
『っ…、ぁ、』
「A！」
どくどく、と速くなる鼓動。
視界が歪み、立っていられなくなった。
倒れ込んだ私を、
先生は受け止めてくれた。
「…やっぱりお前の大丈夫は信用できないな」
そう告げ、私を壁にもたれさせて、
宇佐美ちゃんと向き合った。
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重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» いえいえ！ (2019年2月16日 20時) (
レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ライム - 何度も回答ありがとうございます！ (2019年2月16日 18時) (レス) id: 72283c4b34 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» はい、拳です！手を描くのは苦手なので下手ですが、、笑 (2019年2月16日 17時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ライム - 再びすいません「湧き上がる勇気」の絵に描いてあるのは拳ですか？ (2019年2月16日 17時) (レス) id: 72283c4b34 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» この作品に出てくる全ての絵は、私がスマホで描いているものになります！ (2019年2月16日 16時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2019年1月31日 17時
