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体操が終わると、
私は先生と一緒に美術室へ向かった。
「なんでAは踊らなかったんだよ〜」
『いや…無理だし』
私は成績はそこそこいい。
運動もできる。
なのに、なぜかダンスだけ苦手だ。
「Aの体操、うまいと思うけどなぁ」
『それみんな言うけどお世辞でしょ』
「ま、いいや。
朝食配ってくれるか？」
『あー、うん分かった』
パンと牛乳が入った袋を、
私に預けて先生は電話をかけ始めた。
.
私が教室に入ると、
また注がれるみんなの視線。
『朝ごはん、持ってきたからみんな一つずつ取って。
パンと牛乳あるから』
みんなは、ぞろぞろと取りに来る。
何人か私を睨む人もいたけど、別に構わない。
私は、澪奈の死の真相が分かれば、いい。
みんなが取ったところで、
1セット余ったことに気がついた。
あ、私取ってないや。
このまま美術室持って行って食べようか。
前のドアから出て、
美術室へ向かおうとした時、
諏「っA！」
諏訪ちゃんが追いかけてきた。
『なに？諏訪ちゃん』
諏「…ねぇ、ほんとは脅されてるんでしょ？
あいつに脅されて、嫌々やってるんでしょ？」
私の目をじっと見つめる、諏訪ちゃん。
『…脅されてなんか、ないよ』
諏「っじゃあなんで、」
「A」
諏訪ちゃんが何かを言いかけた時、
美術室から先生が顔を出した。
「ちょっと来て」
『ん』
その場で固まっている諏訪ちゃんを横目に、
私は美術室へ入って行った。
「お前は愛されてるな」
『そう？』
「景山も、諏訪も、宇佐美も、茅野も…
甲斐たちだって、お前のこと信頼してる」
信頼、ね。
『信頼、なんて言葉、私は嫌い』
「…そうか」
「じゃあ…俺とAの間には？何がある？」
『…え？』
「俺はAを信頼してる。
じゃないと、協力なんて頼まないだろ？
Aは俺を、信頼してるか？」
先生にまっすぐ見られ、
思わず口を紡いでしまった。
『…信頼、』
「俺が裏切るとでも思ってるのか？」
『…思ってない』
私がそう言えば、
先生は薄く笑った。
「それを、信頼してるって言うんだよ」
先生はそう言い、
モニターに目を移した。
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重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» いえいえ！ (2019年2月16日 20時) (
レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ライム - 何度も回答ありがとうございます！ (2019年2月16日 18時) (レス) id: 72283c4b34 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» はい、拳です！手を描くのは苦手なので下手ですが、、笑 (2019年2月16日 17時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ライム - 再びすいません「湧き上がる勇気」の絵に描いてあるのは拳ですか？ (2019年2月16日 17時) (レス) id: 72283c4b34 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ライムさん» この作品に出てくる全ての絵は、私がスマホで描いているものになります！ (2019年2月16日 16時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2019年1月31日 17時
