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◆56 ページ7

「八戒、逃げてんのはオマエだけじゃねぇ。
みんな弱ぇ。だから家族(仲間)がいる」

「そんな嘘で、オマエを見捨てねぇ!」



千冬も立ち上がり、口の中の血を吐く。
さすが、みんなまだまだやる気だね。




「それが東卍だぁ!!!」



花垣がそう言うと、八戒は上着を脱ぎ捨てた。


「みんな下がってくれ。
タカちゃん、千冬、タケミっち……とA。
オマエらボロボロじゃねぇか」



あ、八戒私の名前知ってたんだ。
なんて場違いな事を思ってしまった。



「…ありがとう。もう怖くねぇ。
二度と黒龍の特攻服は着ねぇ!!」

「乗せられて強くなったつもりか!?あ"!?
家族だと!?本当の家族はどっちだ!?オレだろうが!!
テメェはずっと柴家を守ってきた長男に逆らうのか!?」

「やめろ大寿!八戒に手出すんじゃ……」



八戒が殴られる、そう思ったが、
それより先に八戒が大寿の顔をぶん殴った。



「東京卍會弐番隊副隊長、柴八戒!!
柚葉を!仲間を!家族を守る為にテメェをぶっ飛ばす!!」




暫く殴り合った八戒と大寿。
八戒は少し息が上がっていた。




「神は…まだ私に試練を?」



刹那、大寿の纏う雰囲気が変わった。



「私はッ、二人も家族を殺めなければならないのですかぁ!!?
こんなにも愛しているのに!!?」

「八戒!!」




 





 





八戒は大寿に連続で殴られ、
白目を剥いてその場へ倒れ込んだ。



「残念だ八戒…
テメェらも生きて帰さねぇぞ。
逃げようとしても無駄だぞ!この教会はうちの精鋭100人が囲んでる」

「ホントだぜタケミっち」

『…つーか何言ってんの。
誰が逃げようとしてるって?このクソが』

「そうだ、そもそも逃げる気はねぇ」









 









コイツを、黒龍を潰すまでは、帰れない。

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重岡ゆう毅(プロフ) - 夜月さん» 夜月さんありがとうございます!大好きだなんて( ; ; )嬉しいです!これからも宜しくお願いしますね(o^^o) (2021年9月11日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - Chaosさん» Chaosさんありがとうございます!更新は夜が多いですが、なるべく一日に沢山更新出来るように頑張ります^_^ (2021年9月11日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - お餅さん» お餅さんありがとうございます!これからもからも応援宜しくお願いします^^ (2021年9月11日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 重岡ゆうさんの小説大好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2021年9月11日 22時) (レス) id: 935b93b187 (このIDを非表示/違反報告)
Chaos(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2021年9月8日 14時) (レス) id: c7227097e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:重岡ゆう毅 | 作成日時:2021年9月1日 22時

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