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◆83 ページ34

あの後夕方までみんな居座って、
また夜に、と解散した。


集会かぁ、なんか申し訳ないわ。
私だけのために集まってくれるとか。


晩御飯は適当に余り物で作って、
集会の時間まであっという間だった。

そろそろ出ようかな、と思っていると、
外から聞き慣れた排気音が聞こえてきた。









 








 







「よ、迎えにきた」

『マイキー…』



迎えに来る、なんて言ってなかったのに。



「さ、後ろ乗って」

『ありがと』









 








マイキーのバブに乗るのは、初めてだ。
私の記憶はホーク丸で止まってる。



「どう?オレのバブ」

『最ッ高にきもちいね』

「だろ?」




一月だから風は少し冷たいけど、
それすらも心地いいと思える。




「やっと、Aを乗せる日が来た。
きっとシンイチローも喜んでるよ」

『…そうだね』





バブー、と独特な排気音を鳴らしながら、
私たちは武蔵神社へと向かった。






.





 





 









神社へ着くと、他の人たちは既に到着していた。




「「「お疲れ様です!総長!!」」」




みんなの列の真ん中を、マイキーと共に歩く。
なんか怖い。こうやってみると中々に顔イカつい奴多いな。



そして階段を登り、マイキー、そしてケンチンの隣に立つ。




「これから、東京卍會緊急集会を行う!!」

「今日集まってもらったのは、コイツを紹介する為だ!!」




マイキーにぽんっ、と背中を押され、一歩前に出る。




年明けの集会にも私は少しだけ参加した為、
みんな私の事は知っているだろう。

だが、私は元芭流覇羅だ。しかも副総長。




「Aはオレと同じ、東卍の創設メンバーだ!
訳あって敵対していたが、今年から正式に仲間になった!!」


『東京卍會総長補佐、狼谷A。
佐野万次郎の左腕としてこの命を預ける覚悟は出来ている。
気に入らなければ殴ってくれて構わない!!』





そう叫ぶと、辺りはシーン、と静かになった。

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重岡ゆう毅(プロフ) - 夜月さん» 夜月さんありがとうございます!大好きだなんて( ; ; )嬉しいです!これからも宜しくお願いしますね(o^^o) (2021年9月11日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - Chaosさん» Chaosさんありがとうございます!更新は夜が多いですが、なるべく一日に沢山更新出来るように頑張ります^_^ (2021年9月11日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - お餅さん» お餅さんありがとうございます!これからもからも応援宜しくお願いします^^ (2021年9月11日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 重岡ゆうさんの小説大好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2021年9月11日 22時) (レス) id: 935b93b187 (このIDを非表示/違反報告)
Chaos(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2021年9月8日 14時) (レス) id: c7227097e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:重岡ゆう毅 | 作成日時:2021年9月1日 22時

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