七人目の創設メンバー２【東京リベンジャーズ】

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聖夜決戦から一夜明け、
私の入院生活は始まった。


「A！！！」

『あ、』



入院初日、東卍の幹部が来てくれた。




「だだ大丈夫ですか！？Aさん！？」

『いや落ち着いてよ花垣…』




私の頭に巻かれた包帯を見て、アワアワする花垣。
その隣で花垣にチョップする千冬。




「オレ庇ったせいだよな…ほんとスマン」

『いやいや、三ツ谷は悪くないよ。
結果三ツ谷だって殴られちゃったしさ…』

「オレは平気だよ」




額に絆創膏を貼っている三ツ谷。
三ツ谷も結構な力で殴られてたはずなのに元気だ。何故。




「昨日ケンチンから聞いて、オレ死ぬかと思ったんだからな！！」

『いやぁ、かたじけない』

「まぁ、しっかり休むいい機会だろ」





確かに考えてみれば、
少年院を出たあの日から、何かとずっと抗争続きだ。

愛美愛主、芭流覇羅、黒龍………









　



　




　



　






『……稀咲、』

「え？」





そうだ、この抗争は全て稀咲が裏で糸を引いてるんだ。
今回だって、私たちを裏切って大寿を殺させようとした。


稀咲は結局、何のために、こんな事を……









　








　








「A」

『！』



気付けば、私の手をマイキーが握っていた。



「東卍の事考えてるでしょ」

『え、』

「Aの考えてる事なんかお見通しだよ。
今くらいはさ、なーんにも考えず、気楽にいなよ」




な？と笑うマイキー。




『…うん、そうだね』



私も釣られて、笑った。




　









「あのさ、イチャイチャしてるとこ悪リィけど、
ちょっとAに渡したいモンあんだよね」


三ツ谷は頬を掻きながら、
私に一つの紙袋を手渡した。

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