七人目の創設メンバー【東京リベンジャーズ】

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「何投げたんだ？さっき」




バイクに乗りながら、半間は私に聞いてきた。




『呪いのお守りだよ』

「なんだソレ」

『半間クンは知らなくて良いことだよ』









さっき投げた、お守り。
それは、東卍結成時、武蔵神社で買ったものだ。


お守りを投げた理由は、東卍との決別の現れ。
そして、もう一つ。

あのお守りを見る度に、
私を思い出して苦しんでくれ、という願い(呪い)。






『それにしても、痛そうだねぇ半間クン』

「さっきからクン付けすんのやめろ、腹が立つ」

『あはは、ごめんねぇ』







ブンブンと音を鳴らしながら走るバイク。
マイキーとはまた違うなぁ、なんて思ったり。






「いずれ東卍とはデカい抗争になる。
そん時はA、お前にも暴れてもらうぜ？」

『んじゃそれまでに慣らしとかないとねぇ』

「今のままでも十分だろ」



半間は笑いながら私の方を見た。



『甘いねぇ、半間。
やるからには、本気で殺らないと』

「っ！」




目を細めて、半間を見る。



「っくく、やっぱりいいなぁ、お前。
俺らのチームに相応しい人材だ」

『その代わり半間だろうが誰だろうが、
気に障る奴は容赦なく片すからねぇ？』

「はは、ダリィ」









.








　









「……なんで、Aが……」









タケミチらが病院で解散した中、
マイキーは入り口のすぐ側に座り込んでいた。


手の中には、一つのお守り。







「…A、必ずコッチに連れ戻すからな」









そう呟いたマイキーの瞳に、光は無かった。

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