七人目の創設メンバー【東京リベンジャーズ】

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「大丈夫だ、ここにいるメンバーは絶対に口外しねぇ。
それより分かったのか？」

「…あぁ、総長の動きだろ？」

「大寿の動き？」




稀咲は黒龍を潰すならまずは大寿を知りたい、と言った。



「相手を知れば攻略も楽になるだろ？」

「なるほど」

「オレは総長の付き人だったから大抵の事は分かる…」




内通者が情報を喋る、
そんな時扉の向こうから何やら足音が聞こえる。



「まず総長は…」



その時、ガチャリ、と扉が開く。
顔を出したのは、軍隊の様な服を着た男だった。


「なんだこの部屋！“裏切り者(ラット)”くせぇな」

「ココ君」




まさかの即バレしてしまったらしい。
この“ココ”と呼ばれた男は黒龍のメンバーだ。

そのまま内通者は引き摺られながら連れ去られていった。









「さて！どうする？」

「…争うつもりはねぇよ」



稀咲がそう言うと、ココは机の上に目を向けた。



「10万だ」

「え？」

「10万でテメェらの知りてぇ事を教えてやる」



稀咲は机に置いてあった10万をココに渡し、
「大寿が一人になる時が知りてぇ」と告げた。



「大寿(ボス)が一人になる事はない。
常に兵隊を五人は連れてる。一日を除いてな」

「それはいつだ？」

「クリスマスだ」




クリスマス……12月25日。
その日に大寿は一人になるのか。




「ボスはああ見えて熱心なクリスチャンでね。
クリスマスの夜は毎年教会に礼拝に行く。必ず一人でね！」

「なるほど」





そんなココに花垣は何故裏切るのか？と問う。



「オレは強ぇ奴が好きなだけだ。
もっと知りたきゃあと10万用意しな」


それだけ言い残し、
ココは部屋から去って行った。

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