七人目の創設メンバー【東京リベンジャーズ】

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「あの、マイキー君…」

「どうした？タケミっち」




「えっと…その、Aさんって、一体……」




タケミチがマイキーにそう聞くと、
マイキーは一瞬ぴくりと眉を動かした。



「…どうしてAの事聞くんだ？」

「エッ、あ、いや…芭流覇羅との抗争の時、
場地君が東卍の創設メンバーって、言ってたので……」




タケミチは思い出していた。

一虎とAと共に芭流覇羅のアジトへ行った際も、
場地がそう言っていた事を。





「…そうか、場地が……」




マイキーは天を仰ぎ、そのまま話し始めた。



「Aとオレは、小5の時に出会ったんだ。
元気で、正義感の強い女の子だった。
女子の癖に顔やら身体やら沢山傷作ってさ」




目を瞑り、口元には笑みを浮かべてマイキーはそう話す。




「中二の夏、オレ達は“東京卍會”を創った。
もちろんAもメンバーの一人だった。

…なのに、それから少しして、突然姿を消した」




ゆっくりと、マイキーは目を開く。
その瞳に、光は無かった。




「何回も連絡した。けど繋がらなかった。
家にも行ったけど、誰も出なかった。
…そして、今年の夏。二年越しに会ったAは、敵だった」




マイキーは立ち上がり、タケミチを見据える。




「で、でも、とりあえず東卍に戻って来てくれた訳だし…」

「でもまだアイツは半間の下についてる。
オレは必ず、オレの隣にAを連れ戻す。
どんな理由があれ、Aはオレのモンで、半間のじゃない」









　


















ふと、タケミチは思う。



「(…あれ、Aさんって、現代(ミライ)で何してたっけ………？)」

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