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◆18 ページ19

「いいんだな?場地。
オレ達は東卍を潰す。そして“マイキーを殺す”」

『っ!』







“マイキーを殺す”
この言葉に思わず反応した。

一虎は真一郎君を殺した挙句、
マイキーまで殺そうとしてる?





「あぁ、力を貸すよ一虎!」

「これで十分なんじゃない?」

「よーし!!本日をもって場地圭介を芭流覇羅の一員とする!!」




場地の入隊が決まる、
そんな時花垣が「ちょっと待って下さい!」と声をあげた。




「場地君はマイキー君達と東卍を創ったメンバーなんスよね!?
なんで裏切れるんスか!?」

「東卍の創設メンバーだから東卍を裏切らない?冗談言うなよ。
そこの二人も創設メンバーだぜ?」




花垣は、私と一虎を見た。
私はにこっと笑って返しといた。




「(あの写真の6人目と7人目……一虎君とAさんだったんだ!)」


「一虎は東卍を恨んでんだよ。忘れもしねぇ。
2003年の中1の夏だ。オレ達はハシャいでた。
夏真っ只中なのに少し肌寒い日だった」









それは、その時既に少年院に入っていた私も知らない、
二年前の夏の出来事だった。

ただ一つ、一虎は真一郎君を殺す筈では無かった。
マイキーを恨んでいるのは完全な逆恨みという事だ。




「一虎が庇ってくれたから、オレは年少に入らずに済んだ。
オレは一虎が出所するのを待ってたんだ」

「っ…でも、Aさんはなんで!?
どうしてマイキー君を裏切るような事……」









 









ゴンッ、と鈍い音がした。
私が花垣の頭目掛けて回し蹴りしたからだ。


『……あ、ごめんねぇ、つい』


倒れた花垣の髪を掴んで、上を向かせる。


『あ、良かった生きてた。
死んでたらまた少年院入るとこだったぁ』

「…A、その辺にしとけよ。

マイキーに伝えろ!
1週間後の10月31日 廃車場にて芭流覇羅VS東卍、決戦だ!!」









ついに、始まる。

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重岡ゆう毅(プロフ) - ありんこ。さん» オチはまだ正確には決めてませんが、マイキー寄りにはなるかと思います! (2021年8月28日 18時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ。 - これってマイキーオチですか? (2021年8月28日 11時) (レス) id: 568604ada5 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ななつじさんさん» ななつじさん、コメントありがとうございます!すみません訂正しますね(*_*) (2021年8月25日 0時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ななつじさん(プロフ) - こんばんは 面白く読ませてもらってます!誤字見つけたので失礼します お名前なのですが「稀崎」じゃなくて「稀咲」ですよー! (2021年8月24日 23時) (レス) id: 123c3d7a14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:重岡ゆう毅 | 作成日時:2021年8月19日 22時

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