七人目の創設メンバー【東京リベンジャーズ】

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『…はぁ、一虎の奴勝手に……』

「あ、あのぉ……」




額に手を置いていると、
メガネクンに声をかけられた。




『ごめんねぇ、一虎が。
……あ、キミたちにいい事教えてあげようか？』

「え？」

『首のない天使、芭流覇羅。
半間以外にも、実はもう一人副総長がいるんだよねぇ』


「え！？それって、」





パーカーのポッケに手を入れ、
くるりと回って扉の方へ向かう。





『私だよ』


「「……え？」」

「おーい、A、早く！」

『はいは〜い。じゃあね、花垣のお友達クン』







教室を出た瞬間、
物凄い驚いた声が聞こえた。面白い。








.








学校を出て、アジトへ向かう。
何やら一虎の後輩だというのが二人いたけど。


「あの…羽宮君？」

「ん？一虎でいいよ」

「一虎君ってウチの3年なんスよね？」

「うん」

「あの…一虎君みたいな有名人がウチの中学にいたら、
もっと騒がれてると思うんスけど」




そりゃそうだ。
見た目もまぁ整ってるし、芭流覇羅のNo.3なら尚更。




「オレ1年の一学期しか学校行ってねぇから」

「え？」

「オレ、少年院にいたんだ」



さらっと凄い事言ってるよ、一虎。



「え！？少年院って…捕まってたんですか！？」

「…“アイツ”のせいで」

『(アイツ…？)』




一虎が真一郎君を殺して少年院に入ったのは聞いた。
けど“アイツ”って？真一郎君の事？




「…というか、あの、貴方は…？」

『あれ、名前言ってなかったっけ？
狼谷A、一虎と同じ芭流覇羅だよ』

「…え！？貴方が！？」

「ちなみにAは副総長だ」







副総長！？と花垣は驚いた。
声馬鹿でかいな。

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