◆11 ページ12
「おい、A。お前何してんだ？」
『あはは、ケンチン顔コワイよ？怒ってる？』
「当たり前だボケ！！！
急に居なくなったと思ったら、二年も姿消しやがって…
今まで何処で何してやがった？」
ケンチンと三ツ谷は、怒った顔で私を見た。
そりゃそうだ。みんなは私が少年院にいたのを知らない。
マイキーもそうだ。
未だこちらを見たまま。
『もーいいじゃん？昔の話なんてさ。
私は東卍でも何でもないんだしさぁ』
「何言ってんだよ、お前は……」
「Aは芭流覇羅の副総長だ」
マイキーが、私を見たまま、そう言い放った。
「っAが……？」
「芭流覇羅の、副総長……？」
『あっはは、ビックリしたぁ？
そうだよ、私は半間と同じ、芭流覇羅の副総長。
もう東卍でも無いし、私は敵って事』
私は笑って、稀咲の方を見る。
『稀咲が東卍に入って、勢力上がったでしょ？
良かったねぇ、私は喜んで場地を歓迎するよ』
「っテメェふざけんなよ！？」
「ケンチン」
ケンチンが私に掴み掛かろうとしたところを、
マイキーが声で制した。
「A、ほんとに敵なの？」
『だーかーら、言ってんじゃん。
私は芭流覇羅の副総長だって。バリバリ敵じゃん？』
「あの時俺にお守りを渡したのはどうして？」
辺りは静寂に包まれ、
私とマイキーの話し声がやけに響いて聞こえる。
『…“渡した”って言い方はちょっと違うけどねぇ。
決別の意だよ。東卍とはもう敵同士だっていうね。
せいぜい頑張りなよ？
私たち芭流覇羅は、本気で東卍を潰しにかかるから』
マイキーに笑いかけ、稀咲の横を通る。
『…何企んでんのか知らないけど、邪魔だけはすんなよ』
「…ハッ、何のことだか？」
私は再びポッケに手を入れ、歩き出した。
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重岡ゆう毅(プロフ) - ありんこ。さん» オチはまだ正確には決めてませんが、マイキー寄りにはなるかと思います！ (2021年8月28日 18時) (
レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ。 - これってマイキーオチですか？ (2021年8月28日 11時) (レス) id: 568604ada5 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ななつじさんさん» ななつじさん、コメントありがとうございます！すみません訂正しますね(*_*) (2021年8月25日 0時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ななつじさん(プロフ) - こんばんは 面白く読ませてもらってます！誤字見つけたので失礼します お名前なのですが「稀崎」じゃなくて「稀咲」ですよー！ (2021年8月24日 23時) (レス) id: 123c3d7a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：重岡ゆう毅
| 作成日時：2021年8月19日 22時
