七人目の創設メンバー【東京リベンジャーズ】

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「マイキー君！！！」



マイキーは頭から血を流し、起き上がった。



「一個だけ教えてくれ。一虎」

「あん？」


「オレはオマエの敵か？」





一虎は少しの間、固まって動かなかった。




「オレはオマエのせいで苦しんだ。
オマエのせいで年少にいたんだ」

「は？何言ってんだテメェ」

「敵に決まってんだろーが！！」







一虎はピキッと血管を浮き上がらせ、
車の上を登っていく。






「知ってるか？マイキー。
“人”を殺すのは“悪者” でも“敵”を殺すのは“英雄”だ」








私たちに背を向けて、手を広げる一虎。







『じゃあ私は英雄だねぇ、一虎』








自分にとって邪魔な“悪者”を殺した私は、
英雄って事だよね？





一虎は鉄パイプを握り、
マイキーの前へ立ってそれを向けた。

そして、押さえつけられたマイキーは、
ただひたすら殴られた続けた。



「マイキー！！」


ケンチンがマイキーの元へ走るが、
半間がそれを阻止した。






「敵を殺す」






そう呟いて、
一虎は再びマイキーの頭を殴った。









「敵を殺す？
そんな事で兄貴を殺したのか？」









マイキーは物凄い殺気を放ちながら、
自らを抑えている人ごと一虎の首に蹴りを入れた。



しかし、すぐに膝をついて座り込んだ。



「あんだけ血ぃ流して疲れてんじゃねーの？」

「今ならやれるんじゃねーか！？」



マイキーは座り込んだまま動かない。



「テメーらついて来い！！」



芭流覇羅の幹部が、数人を引き連れマイキーの元へ向かう。








　







　









…あれ、アイツって、
稀咲とよく一緒にいた奴じゃなかったっけ。

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