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伍拾捌話 ページ10

辺りの家は壊され、
瓦礫が降ってくる。



血鎌も避けながら、隙を狙っていた。



…が、一つの血鎌が宇随さんに向かっていた。





『(まずい、宇随さんは妓夫太郎と戦ってるから防げない…!)』



咄嗟に宇随さんと血鎌の間に入り、
刀で弾いた。



『ぐっ……!!』


宇「A!」




が、血鎌が私の腕に掠った。



宇「馬鹿ッ、何で庇った!」

『っそんな事は今どうでもいい!!』




私が怪我するとか、そんなのどうでもいい。

この状況だとむしろ怪我しない方がおかしい。




宇「…A、少し下がってろ」

『…え、』



宇「音の呼吸 伍ノ型 鳴弦奏々」




宇随さんが型を出した瞬間、
辺りは物凄い爆発音に包まれ、妓夫太郎は飛ばされた。


だが血鎌は何度も何度も襲いかかってくる。




『っ炭治郎!』



炭治郎に血鎌が迫っていたが、
間一髪で腕を引っ張り、刀で受け流した。



炭「すみません!ありがとうございます!」

『礼は後!!』






だが、今のこの状況を、
宇随さんの奥さん……雛鶴さんが変えてくれた。


大量の苦無を放出し、
それが妓夫太郎の身体に無数に刺さった。



この苦無には、藤の花の毒が塗られている。



つまり、鬼にとっては猛毒。





なかなか再生しない妓夫太郎の足。



『炭治郎、今よ』

炭「はい!」



二人で妓夫太郎に斬りかかった時、
妓夫太郎は足を生やした。


『(嫌な予感っ…!)』



攻撃される、と思い私は炭治郎の身体を押し飛ばした。

すると宇随さんが私を抱き、技を出す。






『……?』




宇随さんの腕から抜け、
辺りを見回すと、




『…いない?』




妓夫太郎は居なかった。




宇「…どこ行きやがった」







死んだはずはない。

じゃあ、どこに…?









ふと見上げると、
屋根の上に雛鶴さんの姿があった。

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黎音(プロフ) - 無残じゃなくて無惨ですよ (2021年2月22日 15時) (レス) id: 9cf40aceea (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます!更新遅くて申し訳ないです( ; ; )頻度は遅いですが今後も頑張ります! (2021年1月24日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新待ってました(^^) これからもお体に気をつけながら頑張ってください! (2021年1月24日 18時) (レス) id: 290c57f129 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - サニーさん» コメントありがとうございます!更新頻度が落ちてはいますが、これからも頑張っていきますm(__)m (2021年1月5日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
サニー - 続編も、最高ですっ!!これからも、頑張ってください!!あなたのいちファンとして、ずっと応援しています! (2021年1月4日 23時) (レス) id: e40d74d461 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:重岡ゆう毅 | 作成日時:2020年12月7日 20時

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