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伍拾肆話 ページ6

蕨「雪乃。あんた顔は可愛いから、
あたしがじっくり食べてやるわ!

そこの野郎を先に殺してからね!!」





未だ満足に呼吸が出来ていない炭治郎に、
またもや帯が襲い掛かろうとしていた。


私が刀を構え、帯を斬ろうとした時。









前に何かが立ちはだかった。








『…禰豆子?』







禰豆子だ。
私と炭治郎を守る様に立っている。


逃げ出した蕨姫を追い、禰豆子も走った。





…だが、酷い状況だった。




禰豆子は身体中をバラバラに引き裂かれた。
辺りには血が飛び散っている。



だがすぐに再生し、再び蕨姫に立ち向かう。
そして蕨姫を炎で燃やし、踏み続けた。






だが次の瞬間、
禰豆子が怪我をした人間の元へ走り出した。






『(まずいっ…!)』





これでは人間が喰われる、
私は刀を構え禰豆子の元へと急いだ。









炭「禰豆子!駄目だ、耐えろ!」


気づけばいつもと変わらない炭治郎が、
禰豆子を抑えていた。



炭「痛かったろう、苦しいよな、ごめんな。
でも大丈夫だ。
兄ちゃんがだれも傷つけさせないから。
眠るんだ禰豆子、眠って回復するんだ」


禰豆子は、炭治郎の腕の中で、
苦しそうにもがいていた。









『…来るの遅いですよ、宇随さん』

宇「あれ竈門禰豆子じゃねぇか。
派手に鬼化が進んでやがる」



禰豆子を見て目を細める宇随さん。



蕨「柱ね。そっちから来たの。手間が省けた」



蕨姫は余裕そうに笑った。





『…貴女、上弦にしては弱すぎるわね。
他にもいるのでしょう?さっさと消えて』



私は素早く刀を振り、
蕨姫の首を斬った。



宇「おま…俺のいいとこ取んなよ」

『宇随さんもきっと気付いてますよね?
この鬼は単体じゃ無い…他にもいる』





頸を斬ったが、蕨姫は消えなかった。

お兄ちゃん、と叫ぶばかりだ。









刹那、もう一体鬼の気配を感じ、咄嗟に避ける。


痩せ細った男の鬼は、蕨姫の隣にしゃがみ込んだ。

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黎音(プロフ) - 無残じゃなくて無惨ですよ (2021年2月22日 15時) (レス) id: 9cf40aceea (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます!更新遅くて申し訳ないです( ; ; )頻度は遅いですが今後も頑張ります! (2021年1月24日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新待ってました(^^) これからもお体に気をつけながら頑張ってください! (2021年1月24日 18時) (レス) id: 290c57f129 (このIDを非表示/違反報告)
重岡ゆう毅(プロフ) - サニーさん» コメントありがとうございます!更新頻度が落ちてはいますが、これからも頑張っていきますm(__)m (2021年1月5日 22時) (レス) id: 18e1e6c35b (このIDを非表示/違反報告)
サニー - 続編も、最高ですっ!!これからも、頑張ってください!!あなたのいちファンとして、ずっと応援しています! (2021年1月4日 23時) (レス) id: e40d74d461 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:重岡ゆう毅 | 作成日時:2020年12月7日 20時

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