コード・ブルー III

◎あのあと翔北は ページ16

#104 その後のお話




白石side



橘「… 行っちまったな」

三「ええ… 」


藍沢先生とAが、去って行った。

せっかく賑やかになって来た救命が、


また少なくなってしまった。




.




緋「てかあいつ何て言ってたの？」



医局に戻ると緋山先生が言った。


藤「てかあれ何語だよ？」


名「フランス語ですよ」



近くを通った名取先生が言った。



「フランス語？」

緋「あいつフランス語話せるの？」

藤「けっ、本当に何でも出来るやつだな！」



トロントって、カナダだよね？


確かになんでフランス語喋れるんだろ。



やっぱり、あの子は凄いなぁ。





緋「てか、名取分かんの？何て言ってたか」


名「あぁ…… 一応、分かりますけど」


藤「お前もフランス語出来んのか！？」



藤川先生と緋山先生はなにやら興奮している。




名「いえ、気になって訳調べたんです」

緋「え、調べたの？」


藤「何だよそこまでして。
まさかお前、Aのこと好きなのか？


… なーんてな！！」






藤川先生は笑っている。


けれど、名取先生は動きを止めた。



緋「… え、あんたまじ？」

名「…… 違います」



そう言い張って去って行った名取先生。




緋「あれはまじな顔だね」


「名取先生がねぇ… やっぱAモテるね」



藤「だろ！？俺の思った通りだ！」

冴「うるさい」











藍沢先生、A、





あなたたちがいなくなって、寂しいです。


救命も大変になると思う。







けれど、





賑やかさは変わらないみたいです。






緋「… てか！名取、意味は！？」


名「… どうぞご自分で調べて下さい」




名取先生は、緋山先生にメモを渡した。




緋「これ、あの子が言ってたやつ… 」





私たちは、


スマホにそれを打ち込み、




日本語訳を見た。












緋「… え、」

「これ… 」



藤「… あいつららしいな」

冴「そうね」














“ Jusqu'au jour où nous nous reverrons ”










意味は、












































________________ また会う日まで

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