20. ページ21
小林side
小林「ん"、…」
やっぱり頭いてぇ。
昨日吐いたから動くのもダルい…
ふと、スマホに目がいく。
小林「あ、Aから…」
「おはようございます。大丈夫ですか?
今から家行きましょうか?」
…ちょっと甘えちゃおうかな。
小林「お願いしたい」
あれ、俺先輩で合ってる?
ぴーんぽーん。
小林「ごめん、A…」
「いえ。千晃くんの事だから、昨日吐いて
ダルいとか思ってそうだなーと思って。」
小林「よくお分かりで。」
「とりあえず、アクエリアスと、アイスクリーム。
買ってきました。」
小林「アイス…!」
「千晃くん、アイス好きですよね。」
小林「うん」
「とりあえず寝ててください。
飲みすぎた次の日は、あまり食べすぎないこと。
でも塩分はちゃんと摂ること。基本ですからね。」
小林「はい…」
「お昼ご飯、食べましたか?」
小林「食べてない、…買いに行くの忘れた」
「…料理道具、捨ててないですよね?」
小林「流石に捨ててないよ。カレー作った時のやつしか
無いけど…」
「まぁ炊飯器とお鍋があれば作れます。
お米、塩、水はありますよね?」
小林「うん。」
「じゃあ、ちょっとまってて下さい。」
え、もしかして作ってくれんの?
最高。
Aの手作りか…
なんか彼氏になった気分。
いや、彼氏にならないと!
…俺も頼りになるとこ、どっかで見せないと…
まぁ、焦ってすることでもないか。
68人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆうり | 作成日時:2024年2月3日 12時