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今 ページ10
時は過ぎ
また暑い日が過ぎていった。
家族も、
クラスの奴らも、
頭に包帯を巻いたAを虐めていたやつも
…皆いんのに。
何故かAだけがどこにもいねぇんだ。
俺はずっとあの夏の日を思い出している。
今も歌い続けている。
A、俺は君を今でも探しているんだ。
言いたいことがあるんだよ。
ダ「ｸｼｭﾝｯ…」
九月…まだ暑いのにくしゃみ……
あぁ、6月の匂いがする。
Aの笑顔。
無邪気さも全部。
俺の頭の中を飽和してんだ。
誰も何も悪くねぇ。
Aは何も悪くないんだ。
もういいよ、投げ出しちまおう？
ダ「そう言って欲しかったんだろ、？なぁ？」
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作者名：ゆうり | 作成日時：2023年4月20日 1時
