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連れてって ページ2

ダーマside

「あのね、隣の席の子、
いつも私を虐めてくるでしょ、?」

ダ「……そうだったな、」

「だからね、嫌になって、肩、突き飛ばしちゃった。
そしたら打ちどころが悪くて、……」


落ち着いて話す彼女は、

本当は内心、

怖くて、辛くて仕方がないんだと思う。

でもこれは、それを知ってて何もしてやれなかった

俺のせいでもあるんだ。

「ダメ人間」

って言葉がふさわしいかな


「もうここにも居られないと思うから、
どっか遠い所で死んでくるね、
最後にダーマと話せて良かったよ。」


彼女は無理して笑顔を作った。

雲のようにふわりと。


ダ「1人にはさせない。俺も連れてけ。」

「え、……?」

ダ「お前一人で死ぬなんて。心細いだろ?
自分で死んだら地獄行きとかよく聞くしさ、
2人なら怖くないだろ?な?」

「でも、ダーマは、」

ダ「俺もなんの取り柄もない人間。
俺1人、A1人死んだ所で、
世界は何も変わってくれないよ。」

「…本当に良いの?私、人殺しだよ、?」

ダ「知ってる。だからだよ。」

「……」

ダ「お願いだ。連れてって。」

「分かっ、た、後悔しても、知らないからね、」

ダ「おう。」

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作者名:ゆうり | 作成日時:2023年4月20日 1時

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