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心の日記 ページ3

Aside


モ「言える範囲で良いから、教えてくれない、?」

「……その前に、…名前…」

モ「あ、そうだよね!ごめん!俺はモトキ!」

シ「俺シルク!」

マ「俺はマサイだ!」

ダ「俺ダーマ〜」

ザ「ザカオです、」

ン「ンダホだよ!」



……変わった名前だな…



シ「変わってるよね?」

「…はい。」

シ「俺ら、YouTuberっていうのやってるんだ!
フィッシャーズなんだけど、名前は……
まぁ、いわゆるあだ名的な?」

「へぇ〜」


まぁ、どうでもいいんだけど。


助けて貰って、お風呂まで入れてもらってるのに

何も言わないのは流石に失礼かな。

そう考えた僕は

少しだけ、話してみる事にした。



「僕は、家が火事になって、家族を亡くしました。」



モ「……え、?」

「その後、里親に引き取られたんですけど、
結局毎日暴力とかで、しかも男の子なら良かったのにって言われるもんで……なので自分は僕って言うようになったんです。
そして、日に日に僕の反応が薄くなったからか、
面白くなくて遠くに捨てたんです。」

シ「…そんな……酷すぎる…!」

マ「まじかよ…」

「どうせ、僕はこの後も施設に行くんだろうし。
本当は嫌ですけど、もうどうしようもないので。」

マ「……ならさ。」

「…?」

マ「俺ら引き取ろうぜ!」

全「は?!」

マ「だって俺らなら、暴力なんてしないし、
外で変に襲われる心配もないだろ?」

「…でも、見ず知らずのボロボロな奴ですよ。
こんな小汚い人間…」

モ「大賛成!っていうか、まじで顔綺麗だし、
目も超綺麗!全然小汚くなんかないよ!もっと自信持ちな!」

「は、はぁ、……」

シ「もう、ノリノリだけど……Aちゃ…くん。」

「別に気にしないでください。
僕自身が性別を気にしている訳では無いので。」

シ「じゃ、あ、Aちゃん、いいの、?」

「…逆にいいんですか、?」

ザ「ダメな理由無くない?(笑)」

ン「そうそう、無理しなくていいんだよ!」

ダ「ま、家族亡くす悲しみはこのメンバーの中じゃ
マサイが1番分かるだろうしよ、Aも
早くに亡くしちまったし、俺らが思ってる何倍も辛いよな。」

「……ありがとうございます。」


そして僕は市役所で手続きをし、

正式に彼らに引き取ってもらった。

……なんだかんだ、優しい人達だな。

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作者名:ゆうり | 作成日時:2023年4月7日 23時

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