大丈夫? ページ2
モトキside
ザーーー
モ「うわ、めっちゃ雨降ってきた…」
シ「そうだな、撮影終わってからで良かったな。」
丁度機材も片付けた直後だったから、
なんとかなったけど。
ここから駐車場まで10分は歩くし、
傘持ってきてないしなぁ……
マ「とりま、走って車行くか。」
ン「そうだねー」
ビューー
ダ「あーあ、ほらマサイ、風神怒ってるぞ?」
マ「あーおさまれええぇぇぇ」
ザ「なにやってんの(笑)」
シ「んじゃ、走るか。」
モ「うん。」
結局、俺らはダッシュで駐車場に向かった。
その道中。
モ「……?」
びしょびしょになって座ってる女の子がいた。
モ「…ねぇ、…大丈夫?」
「……大丈夫です。」
シ「ぜってぇ大丈夫じゃねぇだろ」
モ「お母さんは?ここの近くの子?」
「いや、…違います。」
彼女は顔を上げた。
モ「……!」
思わず息を飲んだ。
綺麗な目だな……オッドアイか。
マ「て、その傷……!
よし、一旦俺の家においで、寒いだろうし。」
「いいです。別に寒くなんか…クシュッ、」
モ「寒いんじゃん(笑)
ほら、遠慮しないで。おいで?
親にはあとで話せばいいよ。ね?」
シ「そうだ!気にすんな!」
「……分かりました。」
そして彼女を乗せてマサイの家へ。
ガチャ
マ「ただいまぁ〜」
「……お邪魔します。」
マ「はいよー」
モ「そのまんまじゃ風邪…引くよね、
お風呂、入ってきな。あ、そうそう。俺の服、貸すよ。」
「…どうも。」
…やっぱり、彼女の首や腕には、……沢山の傷があった。
「…上がりました。」
モ「あー。やっぱりちょっと大きかった?ごめんね、?
どうしよう、変えようか?」
「いえ。…なんだかんだ落ち着くので良いです。」
モ「…なら良いんだけど。」
ザ「…来てそうそう言うのもあれなんだけどさ。」
「はい。」
ザ「君……名前は、?何処から来たの?」
「僕はAAです。福岡県から来ました。」
ダ「え、あ、男の子?」
「……いえ。女です。」
ダ「…悪い。」
ン「福岡っ……て、…」
シ「だいぶ遠いよな……?」
モ「どうやって来たの、?」
「…捨てられました。」
マ「は?!」
「捨てられたんです。親に……いや。里親に。」
モ「……辛いかもしれないけどさ、…怖いかもしれないけど…
俺らに事情、言える範囲で良いから、教えてくれない、?」
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作者名:ゆうり | 作成日時:2023年4月7日 23時