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江口side

Aの事は事務所を通して公になり、
ネットニュースにまで取り上げられた。
インタビューに関しては、Aの精神面を
考慮して事務所側が許可しなかった。
俺は英断だと思う。Aは一見気が強い。
でも、1人の女の子であることを忘れちゃいけない。
そして、明日。俺は覚悟を決めた。

翌日

江口「よし!一件落着したことだし飲み行くぞ!」

「…またかよ……」

江口「良いだろ女の子に対する俺の気遣いだよ
大人しくついてこい!」

「泣かせた女は七兆人、声優界の摩天楼
江口拓也が何言ってんだよ忌々しい」

江口「酷くない⁉︎」

「まぁ、行きましょうか。」

江口「おう!」

「誰かさそ…」
江口「…2人じゃ、だめか?」

「え?」

江口「い、いや、嫌ならいいんだ!」

「別に嫌じゃ、ないっすけど。」

江口「そうか?ならいいんだけど。」


そして夜7時。


「あれ、いつもの酒屋じゃないんっすね。」

江口「うん。…ごめん、嘘ついた。」

「え?……ん?」

江口「目、瞑っててくんね?」

「あ、はい、え?」

ヒョイッ

「え、なんですか!?急に
お姫様抱っこって……!?」

江口「……いいよ、目、開けて。」

「……うわあ、……蛍、だ……」

江口「綺麗だろ?」

「…はい、凄く……」

江口「俺は蛍も綺麗だと思う。
それと同じくらい。Aの目に映ってる
蛍と同じくらい、俺はAが綺麗だと思う。」

「え、?」

俺はガラスを扱うようにそっとAを降ろす。
そして、Aの目を見る。

江口「…俺、サプライズとかよく分かんねぇから、
流れも雑だったけど。
その、…俺と、付き合ってくれないかな。」

「……はい!?」

江口「い、今すぐじゃなくていい!
いくら考えたっていい!ただ、
俺はAが好きだ!」

「…先輩……」

江口「待ってるよ。いつまでも。
返事しなくたっていい。俺は、
Aが幸せになれる選択を待ってる。」

「……これ、好きって感情なんっすね。」

江口「え?」

「うん。…私も好きです。先輩。…大好きです!」

江口「それって……!?」

「よろしくお願いします!!」

江口「まじで!?ほんとに!?」

「こんなことで嘘ついてどうするんすか……」

江口「う、嬉しくてつい…、幸せにするよ。A。」

「してくんなかったらぶっ〇します笑」

江口「相変わらず怖いって!笑
ごめんな、ドタバタしてる時に。」

「いえ!逆に心の支えが出来ました笑」

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設定タグ:男性声優 , 江口拓也 , ギャグ   
作品ジャンル:恋愛
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ゆうり(プロフ) - .*・゚ここあ.゚・*.さん» ここあ様の好きな作品にできて良かったです!完読していただきありがとうございます!作者嬉しいです! (4月2日 3時) (レス) id: 9260c842a0 (このIDを非表示/違反報告)
.*・゚ここあ.゚・*.(プロフ) - とても好きな作品が完結してとても嬉しいです!この作品の連載お疲れ様でした! (4月2日 2時) (レス) id: 9112b3d62c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうり | 作成日時:2024年3月25日 1時

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