【イナクロ】～あの人の姉はエルドラドにいる優しいのかわからないウザい系少女でした～ (ページ21)

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十九個目の消去ページ21

ベータとAは2人同時に、ゴールへむけてシュートを放った

「無頼ハンド!!」

たけどその凄まじい威力のシュートは…

「うわぁぁぁぁ!!」

あっさりと、俺達のゴールに突き刺さった

｢…っ!｣

この先、こんな敵と戦っていくのか…!?
俺達はまだ知らぬ恐怖に身を震わした

Aside

＊＊＊＊

また私にボールが回る
雷門の選手たちを避け、時にボールをぶつけながらゴールへ向かう

大切なものを守るために、他のものを傷つけてもいいのだろうか

私は時に、戸惑いを感じる

自分のしていることが、正しいのか正しくないのか

だけど私は、どうしても

「＿＿＿プレスをかけろ!!」

『!』

神童さんの声で我に返る
気づけば倉間さんが私に迫ってきていた

『っ…あらぁ、ボール欲しいんですかぁ…
じゃあ、あげちゃいます♪』

いや…＿＿＿＿
私は、間違っていない

そして私は倉間さんにボールをぶつけた

｢うわあああ!!｣

｢倉間!!｣

今度は車田さんが私を止めに来る

「俺が止める!!ダッシュトレイン!」

『この私を止めちゃうんですかぁ?
……てめぇに出来るわけねぇだろ!!』

「うわぁぁ!!」

そして霧野さんをかわし、天城さんをかわした

ゴール前にたどり着いた時、天馬さんが私の前に立ちはだかった

『!』

「魔人ペガサスアーク!＿＿＿アームド!!」

『……あら?』

だけど天馬さんのアームドは失敗した
…よく分からないけれど、ラッキーってやつでしょうか

｢もう一度っ!アームド!!」

そしてまた、失敗した

「もう一回だ…!」

私はそんな天馬さんの横をゆっくり歩きながら、ゴール前へと進んでいく

「アームド…っ!」

『ふふっ…きゃはははは!

どんなに頑張ったって、無駄ですよ～♪』

だって、まだ足りないから

「こうなったら…魔人ペガサスアーク!」

天馬さんはアームドを諦めて、化身を発動させたまま私に突っ込んできた