【イナクロ】～あの人の姉はエルドラドにいる優しいのかわからないウザい系少女でした～ (ページ2)

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一個目の消去ページ2

～数日前～
現在私はマスターから任務の話を聞いているところです

今回はアルファさんと一緒です。

任務の内容は…確かサッカーの消去…でしたっけ?

この任務をする理由の予想はついてますけど…

どうせ誰かが阻止しちゃいますよねぇ
…そうじゃないと困りますが

ま、私は与えられた任務をするだけですけど

「YES、早速取り掛かります」

「頼んだぞアルファ、A」

「YES…」

『はぁ～い!…じゃあ行きますか。アルファさん』

と言って、私はアルファさんを引きずり気味に部屋を出た
アルファさんは基本的に何も言いません

だから二人で任務に出るときは、私が一人でしゃべってることが多いです

『…といっても、全ての人から消去するのはめんどくさいですねー…』

「Aさん、マインドコントロールがありますよ」

レイザにそういわれて、スティァデバイスの存在を思い出した

『あらやだ!私としたことが忘れてました!じゃあさっさとやっちゃいますか』

私はそう言ってスティアデバイスを起動させた

≪マインドコントロール≫

不思議な波動が、世界へ向けて放たれた

(こんな単純でいいのだろうか…)

『…なんか早いですね～。これで終わりですか』

「とりあえず様子を見る」

『まあ、アルファさんにおまかせしまぁす』

なんて、気楽な気持ちでいたのが悪かったんでしょうか
後日私はマスターに呼び出されることになった

～現在～

今日は特にすることもないので、ベータさんとお喋りしてます

『…なんか、あんな簡単に終わっていいのかなーって思うんですけどー…』

｢まあいいんじゃないですかぁ?アルファに任せちゃえば｣

『なんかマスターに怒られる気がします～…』

「いざという時までのんびりやってたらいいんですよ♪」

『それもそうで……』

それもそうですね、と言おうとしたらインカムが鳴った

『はい、こちらAです……はい…え、あぁ…はぁ、分かりました』

｢…どうかしました?｣

不思議そうな顔をしているベータさんに今の話を伝える

『なんかぁ…サッカーの消去がやっぱりうまくいかなかったみたいです』

「あらら…じゃあこれから任務ですか?」

『はい…めんどくさっ』

「もっと喋っていたかったんですけどねぇ」

『すいません、じゃあ---------行ってきます』

そういって膨れっ面のベータさんに頭を下げて、アルファさんの元へ移動した

「…早くかえってきませんかねぇ……」