【文スト】愉快な幽霊少女

4.巻き込まれた幽霊少女 ページ7

『ひっまだなひっまだなひっまじんだー』





特に事件も何も起きない今日この頃。





銀行の強盗もなければバスがハイになってジャックされることもない。





横浜は平和であります。どうぞ。





脳内の中で一人寂しくコントをしていると、





ふと視界の端に見覚えのある写真を目にした。








『あ、ヤツガレさんだ』





黒いガイトウに黒い髪が特徴的なヤツガレさん。





ポートマフィアの禍犬とか呼ばれてるらしい。凄いチュウニを漂わせる名前だよね。





まぁカクイウ私も自分で幽霊なんて言ってるから同じようなもんだけど。





はは、はと何処に向けたのか分からない呆れ笑いをし、
お互い大変だねぇと思いながら昼間の横浜を歩いていった。








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夕刻になろうとした頃、それは起きた。





「お前らァ！死にたくなかったら其処から動くなァ！！」





『(えぇ、うそーん)』





そいつ(強盗犯)は突然現れた。








てか此処ショッピングモールだよ？





こんな大きなところでそんなブッソウなもん取り出して大丈夫なの？
隙をつかれて通報されるよ？←





「おい其処ォ！聞いてなかったのか？





死にたくなかったら動くなっつったよなァ？





次誰かが動いたら容赦なく撃つぞ。分かったかァ！」





一々ウルサイやつ。





そいつは仲間を呼んだのか、ぞろぞろとショッピングモールの
中に入ってきて、皆宜しくお縄で拘束された。ちょっと苦しい。





リーダー的なアイツは仲間に命令して拘束した人達の鞄や
財布を漁っていた。





これが私達と同じニンゲンだとは、正直信じたくない。





でもまぁ日本語喋ってるし、少からずはニンゲンなんだろうな。





私は強盗犯達の窃盗をぼーっと見ながらそう考えていると、
「ねぇ君」と突然横から話しかけられた。






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今日少し東京揺れましたね。
これも南海トラフの予兆かなにかなのでしょうか。
皆さん。呉々も地震には用心を。(それだけです)

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