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意外と豪邸 ページ7

クロス「ではここのアジトの案内をしますが、何か質問があればいつでも言って下さいね」

『やっぱアジトなんだ』

クロスの案内を受けながらアジト内を歩き回る…
窓はないが不思議と明るい。構造はどうなっているんだろうか

『ここ、意外と広いんだねえ』

クロス「いきなり全ての部屋は覚えられないでしょうから、なんとなくでいいですよ!」

『いや、大丈夫。全部把握できてるよ』

クロス「えっ……もしかして以前、ここより広い場所にいたとか?」

『んー……まあそんなとこ』

クロス「また今度、ここに来る前のお話聞かせてくれませんか?貴方のこともっと知りたいです」

クロスは特に探りを入れるような目はしていなく、ただの知的好奇心のようで。
こんな場所には似つかわしくない純粋な目をしていた

『…うん。また今度、お話してあげるよ』

眩しいものだ

クロス「はい!!」

アジトの案内を受けているとき、まだ聞いた事がない名前の住人の部屋があったが…恐らくナイトメアが言っていたのはこの2人だろう。

マーダー……とホラー?という者らしい。
簡易的な説明があったがあまりよろしくはしたくない……かもしれない……

『さて…アジト内はこれで全部?』

クロス「そうですね、案内は終わりになります!」

『ん、ありがとうね。』

クロス「いえ、これも任されたものなので」

そして私は手をひらひらとさせながらクロスに背を向け、非常に不本意ではあるが約束の場所へと足を運ぶのであった

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作者名:幽霊。 | 作成日時:2024年3月4日 13時

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