殺害予告は突然に ページ4
戦闘は面倒くさくてよく他の人に任せていた。
死ぬことはなくても痛みや苦しみはあるのだから
＿＿あぁ、いや 言葉が足りなかったね
正確には“死なない”のではなく、“何か特別な理由がなければ死ぬことはできない”のだ。
???「どうせ君はここで僕に殺されるんだから」
『できるのか？君が』
私がそう言い放つとあちらは驚いた顔で固まってしまった。
『何？』
???「……やっぱやめた！！」
『………………は？』
なんだそれ、と思っていた矢先
???「君を殺しちゃうのは勿体ないと思ってね！」
???「ねえねえ、君この後予定とかあるの？ない？じゃあ僕と一緒に来てよ！」
……手のひらをすぐに返すそれはまるで、新しい玩具を探していた子供のようだった
『拒否権はないのか、拒否権は』
???「ない！！！！」
胸を張って言えることじゃないでしょ……
そんなドヤ顔で言われても……
???「それと、僕の名前キラーだから！そう呼んで？」
『わかった、わかった。……キラークン？』
ｷﾗｰ「うん！！！！よし！！！！」
「僕だけ名乗るのも不公平だから君も教えてよ、名前」
『(…それもそうか)私の名前はA。』
『えーっと……よろしく……？したくはないけれど』
ｷﾗｰ「えーっ！！ひど〜い！！」
「僕こんなにも可愛いのに！？」
『初対面の人に襲いかかってくる奴に可愛げも何もないよ』
キラーと名乗る骨はえへへ、と笑いながら歩き始める。もちろん腕はがっちりと掴まれているのでそのまま連行されるようだ
行き先は…………できることなら絶対に足を踏み入れたくなかった、魔王城のような闇の組織のアジトのような…………建物
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作者名：幽霊。 | 作成日時：2024年3月4日 13時
