知らぬ世界 ページ3
さて…………
『ここ…どこだろうな…』
適当に飛んでしまった故
知らぬ場所まで来てしまったぞ……
『まあ、とりあえず歩けば人の子1人や2人見つけられるでしょ』
さくり、さくりと雪の上を歩いていく。
天界では雪というものもあまり見かけないので、少し新鮮な気持ちだ
しかし、うん
『何あの闇の組織のアジトみたいな……なんだろう……怖……絶対関わっちゃダメなやつ__』
???「君、誰?ここになんか用……でもなさそうだけど」
…真後ろに何者かが立っている
『あー……ただの通りすがりです。』
???「……………………ふうん。そう」
誤解?は解けたかと思ったがそうでもないらしい。
首に当てられているソレが下ろされることはなかった
野蛮だね〜
???「ま、君が誰であれ、僕が知ったことじゃないけどね〜。expなんていくらあっても困らないし!」
慈悲も躊躇いの欠片もないその攻撃を避けきれず首を薄く切ってしまった。
『……いっった……ギリ回避したとはいえ流石に……いやホントに痛いな 傷痕残ったらどうするんだ、残らないけど』
残ったとしても嫁に行く気も予定も
今のとこないから別に困ることないけど…
そう呑気なことを考えながら私はようやくあちらの顔を見ることができた。
『……………………骨?』
予想を遥か上回るその姿
白い顔に黒く光のない目。その目からは謎の黒い液体が流れている……デニムのような色をしたパーカーを着ていて、胸の辺りには赤く光るもの。
???「(避けられた…?あの距離で?)そんなジロジロ見ないでよ!」
『え?あ、あぁ……すみません』
???「まぁいいけどさ どうせ君はここで僕に殺されるんだから」
……なんて?
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作者名:幽霊。 | 作成日時:2024年3月4日 13時