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追われる身 ページ2

20xx年

天界から1人の██が失踪。
上の者のみでの捜索を開始
見つけ次第拘束及び連行を命ずる

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ただの好奇心だった。
天界とは違う、別の世界を見てみたくて

軽い気持ちで人間界へ降りた

『ただ、それだけだったんだけどなぁ』

そう 私は今絶賛追っ手(元同僚)に
鬼の形相で追いかけられている。

優雅に人間界ライフを送っていたというのに、ついに捜索班に見つかってしまい……
まぁ、現状に至るわけだ。

しかし私は体力オバケというわけでもないのでそろそろ諦めて頂きたいところ

『ね、そろそろ見逃してくれません?だめ?』

「…残念だが…それは、できない。神から直々の令が出ている。」

そう言うと男は大きい弓を構え、矢と共に弦を引く。

『戦うのは気が引けるなあ』

「貴方は黙って連行されるような人じゃない」

『……よくわかってるじゃん』

少しピリついた空気が漂う中、先手を打とうとしたのはAだった。
しかし、Aの身体がぴくりと動いた瞬間男は矢を放つ。

その矢はAの顔を掠め、
Aは一瞬驚いた顔をすると、面白くなさそうな顔をして。

『____お優しい事で。君らしくもない』
『興が冷めてしまった』

瞬間指が鳴り、瞬く間に消え去ってしまった。
残るのはため息1つ


「……はぁ。優しいのは一体どっちなんだって話だよ……」
「やろうと思えばいつでも俺の事を壊せただろうに」

なあ ███サマよ

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作者名:幽霊。 | 作成日時:2024年3月4日 13時

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