遭遇【Verte】 ページ6
シュルシュル…と不気味な音をたてながらWaterfallの道を歩む。
暇で死にかけのverteはゴミ捨て場に向おうとしていた。
たまーに面白いものが捨てられていたりするのでそれを持ち帰る…まぁ途中で飽きて捨ててしまうのだが、それが彼女の楽しみである
「うぃひひひ!蛇ちゃんたちとお散歩ー!」
歩く事に飽きて逆立ちで歩いたりバク転したりしながら歩いていると誰かにぶつかったようだ。
「いててっ!ごめんなさぁーい!」
と、ぶつかった方を見ると、黒い羽が頭から生えている人がいた。
「………まさか本当にフラグだったなんて…」
小声でボソボソと言う彼女。
初めて見たモンスターにverteは驚き、次の瞬間
「わぁぁあ!凄い凄い!その羽どうなってるのー?!」
大声で話をし始めた。
迷惑そうに顔を顰める彼女を気にもとめずverteの暴走は続く。
「その羽触っていーい??いーよね!!」
「……うるさい…触らないで…」
「えーでも触るなって言われると触りたくなっちゃうー!」
うぃひひと独特な笑い声をあげながら彼女の羽に触ろうとする。
「…うざい…やめて…」
「うぃひひ!やーめなーいよー!」
ニヤニヤしながら彼女の羽に手を伸ばす。
後5cmで手が届く…といったところで
彼女の目の色が黄色から青に変わった。
その瞬間、verteは羽に興味を失くしたようにうぃひひひひー!と奇妙な笑い声をあげながら反対方向へと走っていった。
「……なんだったんだ?…」
被害を受けそうになった彼女は小首を傾げ、再びsnowdinにむけて歩みを進めた。
一方verteは反対方向に向かって走っ…歩い…
よく分からない動き方をして進んでいた。
いったい彼女はなぜその方向にすすんでいるのか、その先は余り彼女の得意でないHotland、なぜその方向へ進んでいるのか、彼女を含み誰にもわからない。
ただひとつ、言えることは、そんな進み方をしていると誰かにまあぶつかってしまうのでは無いかということだけだ。
気をつけろ、そしてこりろ。
4人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
糸奇とカービィとアンテとコンパス好きトウキビ(プロフ) - 更新しました! (2018年5月8日 20時) (レス) id: 897976709d (このIDを非表示/違反報告)
キャラル(プロフ) - Twitterで、この作品の事を紹介してみたいのですが、良いでしょうか??(あまり発言力はないので期待しないで寝) (2018年1月27日 7時) (レス) id: a7ec5ba9ee (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - 更新完了しました! (2017年12月26日 7時) (レス) id: b7d60aca1c (このIDを非表示/違反報告)
黒木燈(プロフ) - 更新します (2017年12月26日 5時) (レス) id: b7d60aca1c (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - すみません!更新できそうにないので、どなたか代わりにお願いします…… (2017年12月6日 19時) (レス) id: 08c7ee3a1e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:地下世界のモンスター達 x他5人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年11月21日 17時