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｢ｾﾞｪ…ﾊｧ……ｾﾞｪ…ﾊｧ…ﾊｧ……。｣
どれぐらい走っただろうか。
俺達3人は、ぶっ倒れるほど走り続けた(1人本当に倒れてるけど笑)
｢しっ…死ぬかと、思った……。｣
�陲舛磴鵑聾�で息をしながら、地面に腰掛けた。
｢…ココが田舎で良かったわ……。｣
日没しているせいか、周りには人が居なく、
一般人に巻き込まれることは無かった。
｢じゅっ…淳太ぁ…、生きとる……?｣
淳太は仰向けに倒れていて、胸を上下に激しく呼吸していた。
｢…もうっ…動け、へん…………………。｣
｢……ちょっと、休憩しよっか…。｣
と俺は地べたに座る。
｢これからどうする?｣
｢囮作戦は?｣
｢……最悪、死人出るやろ。｣
｢アカン?｣
｢アカン。｣
｢ダメかー!!｣
3人で頭を抱えていると、背後から、
｢……何しとんの?｣
後ろから声が聞こえた。
振り返ると高身長のイケメン…。
｢小瀧!?｣
五十嵐さん家で待機しているはずの望が仁王立ちしていた。
何故か手には傘1本持っている。
｢…何で此処におるん。｣
淳太が起き上がり、彼に問う。
｢戻るの遅いから、様子見に来たんよ。｣
そしたら、と彼は呆れた様な顔をする。
｢�陲舛磴鹵�はおらんわ、何故か蜂の巣は落ちてて放置されてるわ、さっきより蜂がブンブン飛んでるわ、木の枝は折れてるわ……。こんな所で何しとんねん！｣
うぅ……コレには事情があってぇ……泣
｢仕事放ったらかしたとかじゃないやろうな?｣
｢いやいや!!まさか!｣
｢……実は蜂に襲われて、ちょっと…逃げて来たんや…。｣
｢防護服着とんのに!?｣
｢そりゃ逃げるわ!!｣
�陲舛磴鵑�勢いよく立ち上がる。
｢大群でこう…ぶわーって来たんやからな!?｣
｢そうそう!逃げない方がおかしいって!!｣
｢んもー…頼りない兄組やなぁ……。｣
望は呆れた様に溜息をつく。
年下に呆られる俺達は何なん…虚しくなってくるわ泣
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作者名：#TODAY | 作成日時：2021年5月2日 21時
