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結局握手会は延期になり、
私が熱愛報道後にファンとのイベントに参加したことよりも
そこでナイフを持った人が現れたことの方が話題となり、
私やMEIDORUが悪い方向に注目されることは無かった。
そして、翌日の夕方。
私は中間さんと�霤弔気鵑箸梁任噌腓錣擦忙箸辰慎蔽稘垢紡�を運んでいた。
カランカランという可愛らしい音と共に入ってきたのは、WEST、全員。
やっぱりこう見ると顔面偏差値高いものですね。
「今回の依頼の決算です。」
数少ない椅子を寄せ集め、全員が机を囲んで丸く座れた頃。
真剣な顔をした重岡さんが、私の目を真っ直ぐに見据えて
そう声をかけた。
「十六夜真凜さん。今回のご依頼は脅迫状の送り主特定とそれまでの護衛でよろしかったですか？」
「はい。」
「先日の握手会で十六夜さんを切りつけようとした女性は天野空さんのファンであり、十六夜さんに脅迫状を送った犯人である事が分かりました。」
「…そうだったんですね。ありがとうございます。」
「今回のご依頼。成功という事で、よろしいでしょうか。」
「…はい。」
淡々と説明する彼に不気味さも覚えたが、周りの顔を見れば、全ての人がそういう訳でもなさそうだし、
それが彼の個性なのではと、
そう思う事にした。
「真凜ちゃん、まだ18やろ？高額請求したないねんけど…」
「それは�陲舛磴鷸箴雍瓦鵑匹襪笋蹇�」
「いや、俺もそう思う。結果的にそこまで大変でもなかったし。」
「淳太くん1番大変やったやんー！そんなこと言うてええんかー？」
目の前で行われている会話はどうやら報酬の話なんだろうが、
その話をしながらまるで昨日の事を思い出話をするようにワイワイ話す7人が、
少し、面白かった。
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作者名：#TODAY | 作成日時：2021年5月2日 21時
