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"MEIDORU終わった〜wwww"



"天野空と付き合ってたやつって誰?朝霧美花しか知らねぇーわ"



"十六夜真凜と天野空ってどう見ても釣り合わないよね?十六夜ってバカなの?"



"天野くんかわいそすぎる"



"十六夜アイドル辞めてほしい。空の彼女なんて以ての外。"



"十六夜真凜マジ死ね"







見たら辛いよ。



そんなの分かってる。



でも、勝手に指が動いてくの。





家で1人、スマホでSNSを見ていた。






私、ほんとに何してるんだろ。


そんな他人事のようにさえ思えてくる。





どうすれば良いかなんて全く思いつかない。


私、誰かに殺されるのかな。笑




空とも別れて、MEIDORUもアイドルも辞めて、


そしたら


それでこれから楽しく生きられるのかな。






そんなこと、まだ、考えられないよ。




引っ込んでいた涙が踵を返して落ちそうになった時、


ボヤけた視界の中、ある1つの投稿が目に付いた。





"どんな依頼も受ける集団ってやつ、本当に居るらしいよ?笑"


「…どんな、依頼…も……」





夜中の1時、そんな不気味な投稿に興味を持ってしまった私は

スマホのブルーライトに顔を照らしながら、色々なサイトを見て回った。




そして、たどり着いた1つの裏掲示板。





"ごく稀に特殊能力を持つ人間がいる"


"関西に全員特殊能力を持つ集団がいるとかなんとか…"


"彼らはどんな依頼も解決してくれるらしい"





ただの噂話かもしれない。


日付を間違えたエイプリールフールの嘘かもしれない。


誰かが寝ぼけ書いた妄想かもしれない。





でも、今の私には

とても、とても輝いて見えて。






息を飲んだ夜中の2時半。



そのサイトに小さく載っていた「WEST」という集団のメールアドレスに、

メールを送った。

1. -3→←STORY1.その名はWEST



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作者名:#TODAY | 作成日時:2021年5月2日 21時

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