検索窓
今日:15 hit、昨日:1 hit、合計:16,327 hit

【第六十二話】 ページ7

「え?」





その声で我に返り、サッと後ろを振り返える。


そこには、見覚えのある青い眼鏡をかけている、身長が低い男の人(下手したら女の子)がたっていた。


彼は私がいきなり叫んだことに驚いているのか、少し苦笑いをして冷や汗をかいていた。



そして私に一言、





「・・だ、大丈夫?何か悩み事でもあるのAちゃん・・?僕でよかったら、相談にのるよ・・・?」





と心配そうに言った。


そうだ、この人は心配性だったんだ。


私は彼を心配させまいと、焦りながら彼の名前を呼んだ。



















「・・い、いや、大丈夫ですよびすさん・・・私ちっともナヤンデマセンカラー」





するとびすさんは少し怒ったような顔をした。




「それ悩んでるよね・・・!?絶対に悩んでるよねそれ・・・!!」




そう言って私に近づき、私の肩を揺らしながら言った。


いや、ちょ、脳が揺れて・・・!!




「あ、ちょ、びすさん、脳が揺れますうぅうううぅ」




私が目を回しながら言うと、びすさんははっと我に返り、申し訳なさそうな顔をした。




「え、あ、ごめん・・・」




その表情があまりにも暗かったので、私は慌てて次の言葉を探した。




「い、いや、大丈夫です!このくらいどうってことないので、そんな暗い顔しないでください・・・!別に責めてるわけじゃないので!!」




するとびすさんは私の言葉にほっとしたのか、安堵の表情を浮かべた。

しかしまた心配そうな顔をし、びすさんはまた私に問いかけた。




「で、でも、やっぱり何か悩んでる・・?悩んでる、んだよね?なら僕が相談にのるから・・・!」




この人忙しいな。

っていうか私そんな悩んでる顔してるか・・・?びすさんにあまり迷惑はかけたくないんですけど・・・



そんなことを言っても、びすさんは「相談にのる」と言って聞かなさそうなので(ていうか聞く気満々)、私はこれまでのことを話すことにした。




「・・・・実は―――」

【第六十三話】→←謝罪と感謝



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , BのL
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

レイネット@二次元Ioveちゃん(プロフ) - ルリ@TGFさん» ありがとうございます!頑張りますよおおおお\(`д´\)<ウオオオ!! (2015年1月27日 22時) (レス) id: 071bc162a8 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@TGF(プロフ) - 外せてます。更新ファイトです(*´∇`*) (2015年1月27日 0時) (レス) id: 93869995fe (このIDを非表示/違反報告)
レイネット@二次元Ioveちゃん(プロフ) - ルリ@TGFさん» ごめんなさい、警告ありがとうございます。オリフラはずせてますかね・・・? (2015年1月26日 23時) (レス) id: a0ad653828 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@TGF(プロフ) - オリフラ外してくださいね。 (2015年1月26日 22時) (レス) id: 93869995fe (このIDを非表示/違反報告)
レイネット@二次元Ioveちゃん(プロフ) - 漓霧@友達プリーズさん» ありがとうございます!!そして申し訳ないのですが、ユーザー名を教えていただけますか? (2015年1月21日 20時) (レス) id: 071bc162a8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:レイネット@二次元Ioveちゃん | 作成日時:2014年10月18日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。