【第七十六話】 ページ24
「え?」
こんな静かな部屋に場違いな音が鳴り響いたことに不思議に思い、音のした方を振り返る。
そこには、私を見て目を見開き凝視している灯油さんがいた。
「・・・・え?」
訳が分からず少し声が裏返る。
今私は目の前にいる灯油さん(?)と話していた。
そしてその灯油さん(?)は本当の灯油さんではないことが今分かった。
そして、『あなたは誰ですか』と質問をしようとしたところで音がして―――
ああ、訳分からん。
「―――――・・・・・な・・・んで・・・」
私がずっと固まっていると、ドアの前で立っている灯油さんが小さくつぶやいた。
いや、なんでって言われても。
というか私の方がなんでって言いたいわ。
そう心の中でつっこんだが、口には出していないので、部屋はずっと静かなままだった。
どこかでカチカチと鳴り響く時計の音。
私はドアの前に立っている灯油さんを見つめ、灯油さんも私を目を見開き私を見つめていた。
永遠とそんな時がつづくと錯覚し始めた、数秒後だった。
「・・・・・と・・・は・・・・・・に・・・」
聞こえるか聞こえないかくらいの声で、私がヘットホンをとった方の灯油さん(偽)が言った。
しかしとあの前に立っている灯油さんはそれに気付き、我に返ったようにもう一人の灯油さん(偽)を見、急いで灯油さん(偽)を抱きしめた。
「・・・・っ」
何か焦るような表情を浮かべ、私を睨む灯油さん。
灯油さんに抱きしめられている灯油さん(偽)は、灯油さんの腕を強く握りしめ、顔を灯油さんの胸に押しつけて静かに泣いていた。
「・・・・な・・・と、灯油さん?」
目の前の出来事に頭がついていかず、とにかく確認するように問いかける。
すると、私を睨んでいた方の灯油さんが少し反応した。
じゃあやっぱり、この人が灯油さんなんだ。
「え、ぁ、灯油さん?灯油さん・・・ですよね?
じゃあ、この人は一体・・・・」
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中途半端ですいません
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レイネット@二次元Ioveちゃん(プロフ) - ルリ@TGFさん» ありがとうございます!頑張りますよおおおお\(`д´\)<ウオオオ!! (2015年1月27日 22時) (レス) id: 071bc162a8 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@TGF(プロフ) - 外せてます。更新ファイトです(*´∇`*) (2015年1月27日 0時) (レス) id: 93869995fe (このIDを非表示/違反報告)
レイネット@二次元Ioveちゃん(プロフ) - ルリ@TGFさん» ごめんなさい、警告ありがとうございます。オリフラはずせてますかね・・・? (2015年1月26日 23時) (レス) id: a0ad653828 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@TGF(プロフ) - オリフラ外してくださいね。 (2015年1月26日 22時) (レス) id: 93869995fe (このIDを非表示/違反報告)
レイネット@二次元Ioveちゃん(プロフ) - 漓霧@友達プリーズさん» ありがとうございます!!そして申し訳ないのですが、ユーザー名を教えていただけますか? (2015年1月21日 20時) (レス) id: 071bc162a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイネット@二次元Ioveちゃん | 作成日時:2014年10月18日 16時