検索窓
今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:16,328 hit

【第七十一話】 ページ17

いや、ちょっと待て。まだれをるさんがいる。そう、れをるさんがいるんだ。







「れをるさああああああああああああああん!!灯油さん見てませんかああああ!?」
「え?見てないよー」






嘘だッッッッッッッッ!!







こうして私は二回目の絶望を味わい、心が折れる音をはっきり聞いたところで四つん這いの状態でもう一度「嘘だッッッッッッッ!!」と叫んだ。


何気に「ッ」が多い?ははっ、気にすんじゃねぇ!!





「ていうかもうだめだ・・・灯油さんが見つけられないんじゃ・・・あ、天月さんにしごかれる・・・・




いや、もうしごかれてる・・・」
「Aちゃん頑張れ、そしてドンマイ」





ろんさんが私に声をかけてくるが、逆に「お前一人で頑張れ」と言われてるようでなにかやる気がでない。


ああ、どうやら勇者Aの英雄伝説はここで終わったようだ。
おお神様よ、アーメン。



心の中でそう唱え、そのままぐったりと仰向けに倒れる。


すると、上着のポケットの中から携帯がでてきた。





「チッ、携帯コロコロ出てくんじゃねーようっとしいな」
「ちょっ・・・Aちゃん言い方」





ろんさんが苦笑いして私の方を見る。


私は携帯をしまおうと携帯に手をのばすと、携帯のランプがピピピッと光った。



これはメールがきている合図だ。つまり、誰かからメールが来ているということだろう。





「・・・こんなときにメール?誰だよ一体・・・・」




少し苛々しながらも、画面に指を滑らせメールボックスを見る。


すると、見慣れた名前が一番上のメールに移された。













『from:まふまふ

 件名:灯油さんいた。二階の空き部屋らしきところに入ってった』










そう書かれた件名の下にある本文には、灯油さんらしき人が部屋に入っていく写真が映し出されていた。






ああ、どうやら幼馴染はツンツンデレ子ちゃん(?)だったようです。

あけましておめでとうございます!!→←【第七十話】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , BのL
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

レイネット@二次元Ioveちゃん(プロフ) - ルリ@TGFさん» ありがとうございます!頑張りますよおおおお\(`д´\)<ウオオオ!! (2015年1月27日 22時) (レス) id: 071bc162a8 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@TGF(プロフ) - 外せてます。更新ファイトです(*´∇`*) (2015年1月27日 0時) (レス) id: 93869995fe (このIDを非表示/違反報告)
レイネット@二次元Ioveちゃん(プロフ) - ルリ@TGFさん» ごめんなさい、警告ありがとうございます。オリフラはずせてますかね・・・? (2015年1月26日 23時) (レス) id: a0ad653828 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@TGF(プロフ) - オリフラ外してくださいね。 (2015年1月26日 22時) (レス) id: 93869995fe (このIDを非表示/違反報告)
レイネット@二次元Ioveちゃん(プロフ) - 漓霧@友達プリーズさん» ありがとうございます!!そして申し訳ないのですが、ユーザー名を教えていただけますか? (2015年1月21日 20時) (レス) id: 071bc162a8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:レイネット@二次元Ioveちゃん | 作成日時:2014年10月18日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。