【第五十八話】 ページ2
そう私が返すと、まふは怪訝そうな顔をして、私の頭から手を離した。
「・・・・なにそれ。俺頭なでただけでキレられないといけないの?」
「いや別に?頭なでられたからキレた訳じゃないよ?
でもさ、・・いきなり頭なでるっていうのはさぁ・・・」
急すぎやしませんか。
溜め息をつきながら返すと、まふは腹がたったのか、吐き捨てるように言った。
「別に頭なでるくらいいいだろ。そんなに俺に頭なでられるの嫌?」
嫌って訳ではない。
ただ、少し驚いただけである。
いや、それを私ではなく天月さんとかにしてほしかっただけであって←
「いや嫌って訳じゃないよ?ただちょっと驚いただけ・・・
っていうか、なんで頭なでた?」
頭に疑問マークを飛ばしながら尋ねる。
だって人の頭いきなりなでるとか、普通しないでしょ。
するとまふは一瞬きりっとした目つきになり、ドヤ顔のつもりなのか半笑いのままこう言った。
「そこに頭があったから」
「・・・・何その理由・・・・」
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まふまふside
ガコン
自動販売機の音がこだまし、中から水の入ったペットボトルがでてくる。
Aはそれを手に取り、キャップを「ふんっ!!」と謎の掛け声とともに開け、水を一気に口へと流しこむ。
「・・・・・・ぷはー!やっぱ疲れた時は水に限るわー!さすが天然水!!」
笑顔でそんなことを言うA。
俺はそんなAに少し意地悪してみようかと思ってしまう。
まあするけど。
「・・天然水っていう可能性もある。最近売られてる水は全部水道水らしいから」
「はあ!?じゃあこれ天然水じゃないの!?死ね自動販売機金返せ!!」
表情一変。さっきまでの笑顔はどこ行った。
「・・・・嘘だよ馬鹿」
「・・・!?」
またもや表情一変。こいつころころ表情変わるな。
「なんだ嘘かよ!!まふお前嘘つきやがって!!嘘つきは泥棒の始まりなんだぞ!!」
「じゃあまだ誰の曲もMixしてないのにMix師と名乗るAはなんなの」
「すいませんでしたお願いしますそれだけは許して下さい」
「・・・分かればいい」
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レイネット@二次元Ioveちゃん(プロフ) - ルリ@TGFさん» ありがとうございます!頑張りますよおおおお\(`д´\)<ウオオオ!! (2015年1月27日 22時) (レス) id: 071bc162a8 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@TGF(プロフ) - 外せてます。更新ファイトです(*´∇`*) (2015年1月27日 0時) (レス) id: 93869995fe (このIDを非表示/違反報告)
レイネット@二次元Ioveちゃん(プロフ) - ルリ@TGFさん» ごめんなさい、警告ありがとうございます。オリフラはずせてますかね・・・? (2015年1月26日 23時) (レス) id: a0ad653828 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ@TGF(プロフ) - オリフラ外してくださいね。 (2015年1月26日 22時) (レス) id: 93869995fe (このIDを非表示/違反報告)
レイネット@二次元Ioveちゃん(プロフ) - 漓霧@友達プリーズさん» ありがとうございます!!そして申し訳ないのですが、ユーザー名を教えていただけますか? (2015年1月21日 20時) (レス) id: 071bc162a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイネット@二次元Ioveちゃん | 作成日時:2014年10月18日 16時