深夜 ページ4
「どこで寝ればいい？」
爆「お前ベッド。俺リビング」
「え、悪いよ」
爆「いいんだよ。黙ってベッドで寝てろ
おやすみ。」
一緒に寝れるのかな、とか期待してしまってた自分がいる。
さっきぎゅーしたからか、なんか変だ私…
そんな事を考えてる間に、かっちゃんはそそくさと部屋を出ていってしまった。
私はかっちゃんのベッドに横になる。
「かっちゃんのいい匂い…」
かっちゃんの事で頭がいっぱいだ。
彼の匂いが他のことを考えさせまいと、私を包み込んでくる。
そんな事を考えてるうちに、私はうとうとと眠りに落ちていた。
AM2:00
「んぅ…トイレ…」
寝る前にトイレに行くのを忘れて寝てしまった私は、起き上がってお手洗いへ向かった。
そしてドアノブに手をかけてドアを開く。…誰かいるとは到底思いもしなかったんだ。
爆「ア"ぁ！？んだテメコラァ！」
「ひぇ！！！？かっちゃん！？なんでいんの！！」
爆「はぁそりゃ俺だって人間だ！トイレくらいするだろうが！？」
「なんで鍵かけてないの？そりゃ開けちゃうでしょ！？まさか居るとは思わないでしょう！？」
爆「ギャーギャーうるせぇ夜中に叫ぶな！！！」
「そーれーはかっちゃんでしょお！なぁに自分のこと言ってんのよ！」
かっちゃんは、かっちゃんのかっちゃんを即座に隠していたので、私はかっちゃんのかっちゃんを見ることなく済んだ。
「だっ、大丈夫！かっちゃんのかっちゃん見てないからっ…！」
爆「そーだなァ、テメェが俺のもんになるまで見せるつもりはねぇよ。俺の俺は。」
「そ、それって…深いですね、っ…意味が！
ってか！漏れる！早くどいて！」
爆「あ"ァ待て！流してねぇ！！！」
「えぇ！もー早く！！」
そんなこんなで1件落着。
そして、かっちゃんがリビングへ戻ろうとしたのを引き止めた。
「ねぇ、やっぱり悪いよ、かっちゃん自分のベッドで寝たら？」
爆「…いいのか？」
「うん！私は全然大丈夫だよ！」
爆「…ならそーする。寝付けなくてしょーがなかったからな。」
私が言った ”大丈夫” は、私がリビングで寝ることに対しての事だったのだが…
かっちゃんにとっての ”大丈夫” は、かっちゃんと私が一緒に寝ることに対してだったのだ。
そのことに気づいたのは、かっちゃんがベッドに横になり、そして私が部屋を出ようとした時。
爆「どこ行くんだよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：幽 | 作成日時：2021年1月13日 14時
