【歌い手】俺が好きになった踊り手は熱狂的な俺のファンでした。【そらる】 (ページ2)

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まふまふから連絡があったのは、さっきから3回再生したあとだった。
やはり暇人、すぐ返事が来た。

まふまふめちゃめちゃ素敵ですね、この方
まふまふチャンネルのURL送ってください!!!

｢えー、めんどくさ…｣

そう呟きながらもURLをコピーしている俺はきっと相方が大好きなんだろう。

まふまふえ、この人初投稿なんですか!?

URLを送ると、すぐまふまふから返事が返ってくる。
俺と全く同じ反応をしていて笑ってしまう。やはり似た者同士なのだろうか。

まふまふどんな顔してるんでしょうね…。気になりません?

確かに、と呟く。
フォニイのイラストを見慣れていたから気付かなかったのかもしれないが、
踊っている彼女は狐のお面をつけていた。

顔バレ防止なのか、本家に沿ったのか。
どっちか分からないが、異様に顔が気になったので何とか隙間から見えないかと
何度も再生してみるが上手い具合に隠れていて見えない。
もどかしい、と思いながらまたまふまふとのトーク画面を開く。

そらる俺この人のファンになるわ
まふまふ僕もなります!

一緒に推し事しましょう！なんて言ってくるまふまふを既読スルーしておき、
もう1度動画を再生する。

「推し」が出来るってこういうことか…と考えながら、
手が勝手にもう一度動画を再生していた。

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