始動 ページ8
とある学園の教室で少年が静かに本を読んでいた
その少年の名は
―――バダップ・スリード
ここ《王牙学園》は成績優秀な生徒が集まる謎めいた学園
特にバダップの才能は学園でもずば抜けたものだった
成績は常にトップ
2位との点差は圧倒的なものだ
その上運動までできる
バダップはまさにロボットの様な少年だった
そしてバダップは人と関わる事をことごとく拒んでいた
過去に残酷な事が起きたからだ
しかしそんなバダップが人と関わる様になった
―――あの《指令》がくだってから
*
*
*
コンコン
ドアが軽く叩かれた
バダップが少し顔を上げるとそこにいたのは
―――ミストレーネ・カルスだった
ミストレは幼女の様な顔つきをしている
そしてかなり強気な性格で極度のナルシストである
「何してんの?バダップ」
ミストレはバダップの読んでいた本を覗き込む
「またこんな難しい本読んでんの?」
そう言ってミストレは顔をしかめた
「・・・あぁ。悪いか?」
バダップは本に目を走らせながら静かに言った
「はぁ・・・」
ミストレはため息をつく
「何から何まで完璧すぎるよ・・・。嫉妬するほどにね」
そう言ってミストレは苦笑した
バダップは一瞬ミストレの方に視線を移したがやがて再び本を読み始めた
ミストレはクスッと笑う
そしてバダップの隣で同じ様に本を読み始めた
それから10分後
突然ドアが勢いよく開いた
そして怒声が響く
「おい!!ミストレ!!お前ヒビキ提督から伝言預かってただろ?!」
そう言ってミストレ達の方に近づいてくる少年
―――名はエスカ・バメル
エスカバは怒りっぽく口調もかなり荒れている
せっかくの美形が台無しである
「あ。忘れてた」
ミストレは軽々と言う
「おまっ!忘れてたってどうすんだよ!!ヒビキ提督すっげー怒ってるぞ!!」
エスカバはかなり焦っている様だった
しかしミストレは平然としている
「あーごめんごめん」
そう言ってミストレは机の上に本を置く
「おまっ「はいはい。今から行きますよ」
ミストレはエスカバの話を遮りバダップに伝言を伝える
「あの計画を実行する・・・だそうだよ?だから指令室に来いとの事」
それを聞いたバダップはミストレの置いた本の上に自分の本を置く
そして立ち上がり言った
「始動だ」
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ゆーいぎ(プロフ) - Re:修香 ありがとう!!遂に第三章行ったよ!これからも宜しくね♪ (2011年12月18日 22時) (
レス) id: 1f7f6eed36 (このIDを非表示/違反報告)
修香(プロフ) - 第３弾楽しみっ!! (2011年10月13日 16時) (レス) id: 0b341cd05d (このIDを非表示/違反報告)
魅亜＠2次元命(プロフ) - Re:ミニ様 2回目ありがとうございます!!管理人はかなりの亀更新でして・・・もっと頑張りますね!! (2011年8月8日 21時) (レス) id: 12b2f396d3 (このIDを非表示/違反報告)
ミニ - 続き待ってます。 (2011年8月7日 23時) (携帯から) (レス) id: b617ef6935 (このIDを非表示/違反報告)
魅亜＠2次元命(プロフ) - Re:春雷 生まれて初めて神作と言ってもらえて只今涙線崩壊中です・・・!!本当に嬉しいです!!ていうか私の作品なんかgdgdで全然駄目ですよ?! (2011年8月1日 16時) (レス) id: 12b2f396d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーいぎ | 作成日時：2011年4月2日 15時
