KINGDOM HEARTS 358/2Days -闇の少女- the second part

DAY192 68-夕陽 ページ26

「＿＿何だか懐かしいな＿＿＿＿」







暖かい夕陽を、こうやって眺めるのはいつ振りだろうか


最後に夕陽を眺めて以来、何十日経ったのだろうか




＿＿このまま、時が止まってしまえばいいのに









.









.









＿＿＿＿＿このまま時を止めて 全てを壊したい





「くっ！」





あいつの言葉と共に激しい頭痛がやって来た








＿＿＿私はいつでもここにいるよ あなたが闇を抱えて消えるまでは＿ね








＿＿＿これからあいつと過ごすのか＿＿＿


＿＿＿サツキに影響を与えないようにしないと＿＿






「はぁ＿＿」




「ため息をつくと 幸せが逃げるんじゃなかったのか？」




「＿＿ロクサス＿＿＿」


ロ「そう教えてくれたのは ルクスだろ？」





ロクサスが隣に座ると「はい」と何か渡してきた





「＿＿シーソルトアイス」


ロ「任務が終わった後

ここでよく アクセルとシオンと
話ながら このアイスを食べるんだ」






ロクサスは少しアイスを見つめると次に夕陽を眺めながらアイスをかじった





「＿＿そうか



なあ ロクサス＿＿＿




私がもし＿＿＿＿









＿＿＿消えたらどうする？」


ロ「え？



そりゃあ＿＿＿えっと＿＿





＿＿＿わからない

考えたことない」


「ふふ そうか わ＿＿」


ロ「でも＿＿＿＿＿＿









ずっと手を繋いでいると思う

消えたとしても＿＿繋いでいると思う



だって 悲しいだろ？」


「＿＿＿＿＿＿！









＿＿＿ありがとう」


ロ「あ 早く食べないと溶けちゃうぞ！」


「ああ」





私がアイスを頬張るとロクサスもアイスを頬張った








.









.









.









.









＿＿本当に、時間など止まってしまえばいい






＿＿＿今が＿＿楽なんだ＿＿＿

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