KINGDOM HEARTS 2 -黄昏の少女- part7 (ページ13)

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#148 ページ13

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宙に打ち上げられたその体はどんどん空高く打ち上がっていく

街まで見えるだろう高さまで打ち上がり、二体同士が背中合わせになった時、その真下にソラがブリザドで螺旋状の滑り台を創造すると、グーフィーが二体の間に突進をぶつけ、二体は滑り台に沿って滑って行く

その間にジーニーは二体に当たる距離で花火を打っていき、ラストに差し掛かるとアラジンがナタで空高く二体を打ち上げ、頂点に達した所をジーニーの花火がフィニッシュさせたのであった

ハートレスはそのまま消滅し、キラキラと小さな灯火と氷は宙を舞い、儚く散っていた

「きれい…」
「どうだい？お客さん。最高のショーだっただろう？」
「うん！まるでお祭りみたい！」

「よろこんでくれて何よりだ！」ジーニーは私を地に下ろし、嬉しそうに笑った

これら一連の出来事の一部始終を見ていたピートは、積もりに積もった怒りの火山を噴火させた

「この！邪魔ばっかりしやがって！覚えてろ！
「それはお互いさまだよー！」

手を振って大声で私が言ってやると、大きく「チェッ」と声を上げて逃げていったのであった

ピートがこの世界から去ったのは良いものの、まだ問題がひとつ残っていた

それは魔人ジャファーのランプを、誰にも気づかれないような場所へ隠す事。アラジンが良い場所があると、私達を快く城内へ招き入れてくれた

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案内してくれたそこは、陽が当たらない、極悪人を閉じ込める為のジメジメとした地下牢。牢獄の前に設置された石の棺桶の中に入れ、数人がかりでないと開くことの出来ない、重たい石の蓋で閉じ込めた

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