KINGDOM HEARTS 2 -黄昏の少女- part0 (ページ32)

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28- THE 4th DAY -3- ページ32

『よーしさっそく出場選手の紹介といこう！

予選を勝ち抜いた４人の暴れん坊たちだ！』

＿＿あ、暴れん坊＿＿＿

司会者が変わり、本格的に始まったストラグルバトル

やっぱりこれから始まるという事もあって周囲の熱気が凄い

夏で暑いにも関わらずさらに暑く感じてしまう

『決勝常連自称街の風紀委員長サイファー！』

サイファーがなぜ『決勝常連』と言われているのか

それは予選を勝ち抜いたのに、めんどくさがって毎年相手を不戦勝で勝たせているからだ

そのお陰でいつの間にか『決勝常連』に＿＿

『ノーマークながらここまで来たぞ！

今年は何が違うんだビビ！』

＿＿確かに、なぜビビが決勝まで来たのか気になる

去年までは怖がって出なかったのに＿

『知る人ぞ知る街のトンガリ少年ハイネ！

これまた初の決勝進出だ！』

実は、ハイネは俺とは違って何年か前から出場しているのだが、毎年予選止まりを繰り返していた

そして俺もまた＿

『４人目も新顔だ

俺の店のお得意さんロクサス！』

この大会、決勝初出場である

＿やっぱり、ハイネと戦うのは＿＿

すると後ろから「怖い？」と話しかけられる

「戦うのが怖い？」

「＿＿サツキ」

「大丈夫だよ元気出して

それに＿」

「せっかくのお祭りだしさ」そう言ってまたニコッと笑うサツキ

そっか、祭りだもんな

「サツキ＿ありが＿＿」

「それハイネと仲直りしてからね」

「＿＿わかった」

『さあ誰が勝つのか真夏のストラグルバトル！

勝者に贈られるのはこれ！』

司会者がそう言って指されたのはこの大会の優勝トロフィー、『ファイブ・クリスタル・トロフィー』だ

台座から噴水が吹き出すような形の先に５色の丸いクリスタルがはめられている

「あれ狙ってるんだっけ？」

「うん」

『さらに！チャンピオンセッツァーへの挑戦権！』

するとセッツァーは手に持っているチャンピオンベルトを掲げる

「なんか私あの人やだな＿」

「あはは＿＿」

『そろそろ時間のようだぞ＿

選手達は試合開始に先駆けて公式ルールの確認だ』

＿あ、行かなきゃ

「じゃあ俺行くよ」

「うん頑張ってね！」

手を振って応援してくれるサツキに俺も手を振り、選手達が集まる空き地の掲示板に集まった