26- THE 4th DAY -1- ページ30
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目が覚め、ベッドから起き上がると脳裏に夢の最後に出てきた『約束』という言葉を思い出す
「約束か__
参ったな」
ハイネとケンカしてるしな、なんて思いながら頭を掻き、天井を見上げた
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___THE 4th DAY_____
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服を着替え、急いで空き地に向かうともうすでにたくさんの人で溢れかえっていた
そしてその中にはハイネ達もいる
すると後ろからポンと押され、「おはよ」と軽快な口調で誰かが話しかけてきた
「あ サツキ おはよう」
「ねーねー これって何かのお祭り?」
辺りをキョロキョロと見渡しながら言うサツキ
__そういえばサツキ、引っ越してきて間もないんだっけ
「ストラグルバトルっていう 毎年やってる街の大会
ストラグル棒ていうおもちゃの剣を使って ポイントで競って戦うんだよ」
「なるほど__ それにロクサスは出るってこと?」
「そういうこと」
「へー」とまた辺りを見渡しながらサツキは言った
「がんばってね」
「ああ」
「おはよう ロクサス」
「おはよう ロクサス」
二人に声をかけられ、振り替えるとこちらに歩いて来ているピンツとオレットの姿があった
「お おはよう」
「おはよう ピンツ オレット」
「おはよう」
「おはよう サツキも大会に出るの?」
ピンツはサツキに聞くと「見に来ただけだよ」そう言ってニコリと微笑んだ
__それにしても、なんで___
「俺に話しかけるの って?」
「え? オレット?」
「そんなの 気にしちゃダメよ」
「そうだよ ハイネのことだから ケロッと忘れてるよ」
_そう、なのか?
___でも
「ありがとう ピンツ オレット」
笑顔でそう言うと二人はニコリと微笑んでくれた
すると街の拡張器に『トワイライトタウンのバトルフリーク諸君!』とアナウンスが入る
「いってらっしゃい ロクサス!」
「がんばってね!」
「応援してるよ!」
「ああ ありがとう」
3人のエールに感謝し、俺は舞台へあがった
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