42-隣の部屋への道 ページ3
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私たちは分かれて探索を始め、まずは隣の部屋に行こうと
ドアノブに話しかけた
だがドアノブはすでにグッスリと眠っていて、
他に隣の部屋に繋がる道を探した
しかしどこを探しても
隣の部屋へ行く扉、道が無いのだ
次に私はベッドの下に行き、扉があるか探すと突然
小さな風が私の髪を撫で、どこから吹いているのだろうと不思議に思い、風の通り道を探し出す
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「ここかな?」
私は急いで他の三人を呼び集めると、キラキラと輝いた表情をしたソラが真っ先にやってきた
ソ「おぉ!ありがとうサツキ!!」
私はソラの素直な感謝に「えへへ」と照れていると
ド「でも、どうやって通るの?」
ドナルドの言うとおり、ベッドの下は壁と床で完全に塞がれており、通れなくなっているのだ
どうしようかと私、ソラ、ドナルドが考えているとグーフィーから救いの手
グ「このベッド、動かせそうだよ!」
そう言いながらベッドから少し離れ、自身愛用の盾を構え、勢い良く突進する
すると___
ゴゴ………ッ
とベッドの足と床が擦れる鈍い音がした
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「ソラ。大きくなる薬を飲んで、壁に向かってベッドを押してもらっていい?」
ソ「なにするのかわからないけど、わかった」
ソラは私の頼みに応じるとテーブルの上に向かい、薬を飲みに行った
「ベッドに当たると危ないから離れてよっか」
ドナルドはうんと返事をし、私達はベッドから離れた
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ソ「いくぞ!」
「うん!お願い!」
ソラはベッドを壁に向かって勢いよく押し出した
するとベッドは壁の“ 中 ”に入り、通れるようになった
ド「やったー!」
小さな作戦ではあるが、上手くいったことに対して私たちは大いに喜んだ
「ソラ、ありがとう!」
ソ「へへっ!どういたしまして!」
ソラは自慢気にそう言うと小さくなって戻ってきた
ソ「よし!行こう!」
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