41-“ 不思議 ”な部屋と扉 ページ2
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先程走り抜けていったウサギを追っている内に見つけた扉。その扉を抜けると、家具が置かれたごく普通の部屋の中に出る、というより入った
他に何かないか辺りを見渡しているとソラは何かを見つけて、そのモノの前にかがみこんだ
何だろうと思い、ソラの後ろから覗きこんでみる
すると、そこにあったのはとても小さな扉
ソ「どうしてあんなに小さくなったんだろ」
「お前さんが大きいだけさ」
突然小さな扉が、……正確にはドアノブが喋り出し、それに私達は皆声を上げ、吃驚した
「しゃ、しゃべった！？」
ノブ「あんまり大きな声だから、目が覚めちまった」
グーフィーは呑気に「おはよう」と言うがそれに対し、ドアノブは「もう少し寝かしとくれ」と
そっぽを向かれ、また眠ろうとするドアノブにソラは慌てて呼び止める
ソ「待てよ！どうすれば小さくなれるんだ？」
ノブ「薬があるじゃないか
そこにさ」
ドアノブがそう言うと、私達の背後に椅子と机が一つずつ現れ、ドアノブが言っていた赤と青の薬が、都合よく人数分机の上に置いてあった
ドアノブに礼を言おうとするとドアノブはすでに眠っていて私達の間に沈黙が入った
「＿＿どっちか飲んだら小さくなるんだよね？」
ド「そういうことになるね」
するとソラは何の躊躇いも無く青い薬のビンを掴んで飲み始め、私は慌てて止める
「ソラ！そんなに飲んだら＿＿＿」
「危ないよ！」と言おうと思ったら
時すでに遅し＿＿
ソラは薬を全て飲み干し、ソラの体はどんどん小さくなっていき、
肉眼で確認するには少々難しいサイズになってしまった
「ソラ！」
「おーい！ここだよ！」
ソラは笑顔で小さくなった体で思いっきり両腕を振っている姿を、この目で確認する
ソ「サツキたちも飲んでみろよ！！」
私達は安堵のため息をつき、他に置いてあった青い薬を飲んでソラと同じくらい小さくなると、私はソラにギロリと睨む
「もう、なんであんなムチャするかなぁ」
ソ「へへへ＿＿、ごめん」
ド「まずは探索だね」
「ちょっとドナルド！
これは大事な問題なんだからね？
もし 誰かがケガとか病気とかになったら＿＿＿！」
グ「アッヒョ！
まあまあ、みんなで楽しくやっていこうよ！」
ソ「そうそう。サツキはマジメすぎるんだよ」
「なにそれ！」
私が気が乗らない中、この部屋の探索を始める事にした
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