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第310話 ページ46

*



勝手に足が進んだ場所は、あの公園。


最初にゆづくんと出会って、あの夜お母さんと出会った場所。

最後にはふさわしい。


日本に遊びに来て、仙台で少年と出会った。

サラサラの黒髪の少年。


お互い名前も知らずに遊んで、それから夢の話を聞いた。


「いつかおにぃちゃんが一番上で金まだるを持って笑ってるところ、私みたい!!」


そんなことを言った覚えがある。

ほんとに叶っちゃったね。


幸せだったことを思い出しながら、持ち出してきたはさみを心臓にひと突き。

痛みよりも、ささった所から熱くなってきて息も荒くなってしまう。


ママとパパが殺されて自分は一人になってしまったと強がって我慢して……でもそれが無意味になった。

彼らに愛されてから。

どんなに辛くても悲しくてもいいと思えた。


人間の女の子に生まれ変われたら、彼に会いたい。

今度こそ、噓偽りなく彼に「愛してます」と伝えたい。



「バイバイ。」


力が入らなくなって、膝はガクンとおち腕も動かせなくなり静かに目を閉じた。



*

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夕凪(プロフ) - KIKIさん» ありがとうございます!ちゃんと完結できてほっとしてます!これからもがんばりますのでこれからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年3月30日 19時) (レス) id: cadeec7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪(プロフ) - かりん。さん» ありがとうございます!なんとか完結できてほっとしてます!笑かりん。さんの小説も楽しみにしております!(//∇//) (2017年3月30日 18時) (レス) id: cadeec7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
KIKI - 夕凪さん» 完結おめでとうございます。涙が止まりません(泣)もう一度1から読み直したんですけど、やっぱり羽生君の記憶を消すシーンずっと泣いてました(笑)これからもいろんな小説書いていかれると思いますが、頑張ってください! (2017年3月24日 23時) (レス) id: 9086491411 (このIDを非表示/違反報告)
かりん。(プロフ) - 完結お疲れ様でした!毎回楽しみに読ませて頂きました(^。^) 最後はハッピーエンドで本当によかった♪ (2017年3月24日 17時) (レス) id: 8481dc9fe3 (このIDを非表示/違反報告)
KIKI - 夕凪さん» もう少しで終わってしまうんですね(泣)寂しいです。でも、主人公ちゃんと羽生君が幸せになることを望んでます!!!!!! (2017年3月24日 16時) (レス) id: 9086491411 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆーなぎゅ | 作成日時:2016年11月5日 22時

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