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第194話 ページ20

*



「さぁ、俺は一体誰のせいで荒れてるんでしょうね?」


こんなゆづくん見たこと無いってくらい怖かった。


「ハ、ハニュウ。これは何の冗談なの?」

「むかつく。」


私の問にも全く答えず、彼は顔を近づける。


「樹君のことは�タツキ�って呼んだんでしょ?」

「二人きりで、部屋に隠って何してたんですか?しかも佳菜にウソまでついて。」

「恋愛感情なんて無いって言うのも嘘だったんでしょ?俺の反応を見て楽しんでたんですよね。」


答える隙も与えて貰えない。
少しずつ握られる手に力がこもって痛みがやってくる。


「ハニュウっ……」

「黙って貰えますか?」


首元に感じる柔らかな感触。
ゆっくりと顎の方へ動いたり、また鎖骨へ移動したり。

「んっ……!」

口から小さな声が漏れる。


「(人1)さんは……俺のことどう思ってますか?」

「こ、怖いっ……」


本当に怖かった。大好きなのに、大好きだから。

軽蔑されたような目も、自分の中での彼への�愛�という呪いの大きさも。


「はははっ、そっか俺のこと怖いんだ……。
それでも良いですよ、貴方に見て欲しい。」


冷たい目とは裏腹な言葉を言った後、首元にチクリと痛みがした。何カ所も何カ所も。


「泣かないで。俺は、貴方を……」

「ゆづ!やめてっ!!」


握る力が少し緩んだ瞬間にすり抜けて体を起こした。


「最低っ……!!」


目を見開いて固まっている彼を押しのけ、部屋から逃げるように出た。



*

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夕凪(プロフ) - KIKIさん» ありがとうございます!ちゃんと完結できてほっとしてます!これからもがんばりますのでこれからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年3月30日 19時) (レス) id: cadeec7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪(プロフ) - かりん。さん» ありがとうございます!なんとか完結できてほっとしてます!笑かりん。さんの小説も楽しみにしております!(//∇//) (2017年3月30日 18時) (レス) id: cadeec7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
KIKI - 夕凪さん» 完結おめでとうございます。涙が止まりません(泣)もう一度1から読み直したんですけど、やっぱり羽生君の記憶を消すシーンずっと泣いてました(笑)これからもいろんな小説書いていかれると思いますが、頑張ってください! (2017年3月24日 23時) (レス) id: 9086491411 (このIDを非表示/違反報告)
かりん。(プロフ) - 完結お疲れ様でした!毎回楽しみに読ませて頂きました(^。^) 最後はハッピーエンドで本当によかった♪ (2017年3月24日 17時) (レス) id: 8481dc9fe3 (このIDを非表示/違反報告)
KIKI - 夕凪さん» もう少しで終わってしまうんですね(泣)寂しいです。でも、主人公ちゃんと羽生君が幸せになることを望んでます!!!!!! (2017年3月24日 16時) (レス) id: 9086491411 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆーなぎゅ | 作成日時:2016年11月5日 22時

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